北ロンドン出身のシンガー・ソングライターが1年半ぶりの2作目をリリース。インディー・ポップやロック、R&Bなど音の意匠を限定しないスタイルだが、それらを自然にモノにする現代的な感覚と大味にならない細やかさには確かにUKらしさを感じる。温かみのあるソウル“Hell N Back”のかすれた味わいのヴォーカルも上々。気負わない自然体のアルバムという趣きだ。