熊本のビートメイカーによる新作は、シンプルなループに根を張った音楽性が際立つ一作。RAWAXがラップを聴かせるタイトル曲や、SILENT KILLA JOINTとの“繰返”もその好サンプルだ。GINMENを迎えた“ILL JAP WORD SCIENCE”の鳴り物と打楽器的な音の絡みや、BPM70台の遅いドラムにエフェクトが浮遊するインスト“limit”といった曲が異彩を放つ。