ほぼ全曲をポールとリンダが共作した73年の名盤が50周年記念エディションでリリース。ヒット規模やチャート順位の観点でも、表題曲や“Jet”といったシングルの人気という意味でも、ウイングス時代のみならずポール個人のキャリアにおける代表作のひとつと言って差し支えないだろう。過去にもデラックス版は出ていたが、今回の目玉はオーケストラなどのパートがオーヴァーダブされる前の〈アンダーダブド・ミックス〉初収録。本編のDisc-1はUS盤と同じく“Helen Wheels”を収めた10曲構成で、同曲を除く全9曲がアンダーダブド状態でDisc-2に収まっている。これは長年のリスナーにも新鮮に響くはず!