この3作目でもこれまで同様、恋愛についての曲を身上とする彼ら。ハッピーなだけでなく、思うようにならない恋模様を描くのが実にうまい。一方で“Let "moon drop" down?”ではSNS界隈における小競り合いへの本音を滲ませるなど、より素の彼らが見える。感情の昂ぶりや揺らぎをバンド・サウンドで表すSUNNYのプロデュース曲もさすがだ。