世界各国の肉料理を集めた日本最大級の肉イヴェントとして昨年にスタートし、今年は9月10日(木)~13日(日)のさいたまスーパーアリーナ/けやきひろばでの催しをはじめ、全国各地で関連企画が開催される話題のイヴェント〈肉フェス〉。そんな人気のフード・イヴェントとロック・フェスが融合した異色の新イヴェント〈さいたまスーパーアリーナ15周年presents 肉ロックフェス〉が、9月12日(金)と13日(日)の2日間に渡ってたまアリにて行われます。以前から〈肉フェス〉が気になって仕方がなかったMikikiでは、このたび誕生した〈肉ロックフェス〉の魅力に迫りつつ楽しみ方を探る短期集中連載〈肉ロックフェスをMikikiしよう2015〉をスタート! 第1回は、通常の音楽フェスではなかなか観られない(?)ユニークな組み合わせが実現した出演アクトを、視聴/試聴コンテンツ付きでまるっと予習します!

★〈肉ロックフェス〉主催者が語るイヴェントの魅力&楽しみ方はこちら

 


【9月12日】

ACIDMAN

 

電気グルーヴ

 

SPYAIR

 

アイデア先行の色モノ的なフェスに見えて、実は王道の音楽フェス好きも満足させるであろうラインナップをしっかり押さえているところが〈肉ロックフェス〉をMikikiがプッシュする理由のひとつ。たとえば、直近のツアー〈ANTHOLOGY〉のドキュメンタリーDVD発売を控えるACIDMAN、結成25周年記念のドキュメタリー映画の公開が待たれる電気グルーヴ、ニュー・シングル“渦と渦”リリース目前のNICO Touches the Wallsといった、今夏にかぎらずフェス・シーズンにはひっぱりだこな人気アクトを揃えていたり、年末に2大アリーナ・ツアーを控えるSPYAIR、2011年の再始動以来、独自のアート・ロックの追求に励むBAROQUEなどの実力派もビシッとブッキング。

 

かと思えば、肉料理を味わうために集うであろう幅広い年齢層のオーディエンスを想定した人選になっているのが〈肉ロックフェス〉の面白いところ。27年前のセットリストを再現することも話題の今秋の渋谷公会堂公演に期待が募るJUN SKY WALKER(S)や、今年6月に結成30周年での日本武道館ライヴを成功させたPERSONZというヴェテラン勢が貫禄のステージを披露してくれるはず。

 

一方、ロック・オペラの要素を持ったニュー・アルバム『OPERA』の到着が待ち遠しいOKAMOTO'Sや、主催フェス〈サイサイフェス2015〉を開催したばかりのガールズ・バンドのSilent Sirenという、デビュー5~6年のキャリアでイケイケの気鋭アクトも出演。初日のラインナップから〈音楽好きも肉好きも満足させたい〉という〈肉ロックフェス〉の熱い意気込みが伝わってくる!

 

【9月13日】

RED WARRIORS

 

STARDUST REVUE

 

DJ 石毛&nobu(the telephones)

 

2日目は、なんと言っても〈肉ロックフェス〉の目玉のひとつ、この日のステージで5年半ぶり&一夜かぎりの再結成を果たすRED WARRIORSが満を持して降臨。ダイアモンド✡ユカイ氏のコメントからも気合いが伝わってくる! さらに、通算36枚目(!)のオリジナル・アルバム『SHOUT』でもさまざまなタイプの楽曲でバンドの懐の深さとバリバリの現役っぷりを同時に見せつけたSTARDUST REVUEと、2014年の再始動以来、精力的な活動を続け9月からも新たなツアーがスタートするLINDBERGが並び、経験豊富な3組が往年のファンだけに限らず初見の若い世代も魅了することは間違いナシ。

 

けれど2日目の真骨頂はここからで、映像監督/小説家/俳優/モデル/ファッション・ブランドのプロデュースなど多方面で才能を発揮する武瑠が率いるSuG、〈顔出しNGでデビュー〉というトピック(その後公開)でスタート時点から大きな注目を集め、以降も急速なスピードで自身の音楽性を進化させてきたBugLugという、ヴィジュアル系シーンのなかでも異彩を放ちながらハイブリッドなサウンドで支持率の高い2組が参戦。

 

そこに、 歌手で俳優の田中聖が結成したラウドかつエモーショナルなモダン・ロックを鳴らすINKT、2012年の〈閃光ライオット〉で名を馳せ、年齢からは想像がつかない高い演奏技術と音楽センスで攻め続けるCROMARTY改めLenny code fiction、地元の八王子を拠点に地道に知名度を高めつつ、札幌移住&現地でのワンマン公演をクリアして晴れてメジャー・デビュー作『裸一貫』を今月発表したばかりのフラチナリズムというフレッシュな面々も登場。そして、今年11月に〈肉フェス〉と同じたまアリにて活動休止前のラスト・ライヴを行うthe telephonesより、石毛輝nobuの2人がDJとして〈肉ロックフェス〉にスパイスをふりかける!

 

こうして駆け足で紹介すると、なおさらそのラインナップの濃厚なカオスっぷりが際立つ〈肉ロックフェス〉ですが、今回の出演者の共通項は〈肉好きアーティスト〉とのこと。ということは、〈肉ロックフェス〉のチケットさえ持っていれば出入り自由な〈肉フェス〉の会場に行けば、お目当てのアーティストに会える可能性も……!? 次回の第2回では、主催者へのインタヴューを通して、〈肉ロックフェス〉の魅力や楽しみ方に迫りたいと思います!

 



〈さいたまスーパーアリーナ15周年presents 肉ロックフェス〉
日時/会場:9月12日(土)、13日(日) さいたまスーパーアリーナ
開場/開演/終演予定:11:00/12:30/20:00
出演:
【9月12日】
ACIDMAN、電気グルーヴ、NICO Touches the Walls、BAROQUE、SPYAIR、JUN SKY WALKER(S)、OKAMOTO'S、PERSONZ、Silent Siren

【9月13日】
RED WARRIORS、STARDUST REVUE、LINDBERG、SuG、BugLug、DJ 石毛&nobu(the telephones)、INKT、Lenny code fiction、フラチナリズム

チケット:
【1日券】
各日6,900円(税込/1meat or 1drink付き ※オフィシャルブースにて引き換え)

【肉ロックフェススペシャルチケット】
9,800円(税別)
通常の1日券に肉フェス食券1枚、肉フェスプライオリティチケット1枚、特製肉フェスタオル付き(各日2,000枚限定)

主催:肉ロックフェス実行委員会(Food Nations実行委員会)/株式会社さいたまアリーナ
問い合わせ:info@nikufes.jp/03-6418-5786(平日10:00~17:00)
公式サイト:http://nikurock.jp/