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【tofubeatsの棚の端まで】第33回 グンニャリ感~ECDやネオン・インディアンなど、出音に〈あっ!〉と思えた新作を紹介

聖なる夜、星と月に明かりを灯し、胸の昂りをグンニャリお届けしたい連載フロム神戸!

 

すべてのプロデューサーやエンジニアがパソコンを最終的な音の編集場所としている現在、出音や一聴して誰かわかることっていうのはプロデューサーとしては本当に大事なところです。そのためにネオ・ヴィンテージ機材などもいろいろと登場していたり、多くのプラグインが出ていますが、それを会得できる人は一握り。今回は聴こえた瞬間にあっ!と思えた新作を紹介致します。パキッとお金のかかったハイファイなのも良いですが、今回はこういう方向で。

 

NEON INDIAN Vega Intl. Night School Mom+Pop/Transgressive/BIG NOTHING(2015)

新譜出ていることをまったく知らなかったのですが、タワレコ店内で謎の日本語ジャケを発見。なんとなくザッピングしていて数秒聴いただけですでに名盤の予感がしましたので即購入。家に帰ると通してやっぱり良い。そういう盤っていいですよね。サイケデリックなシンセが絡みつく、この質感の強みみたいなのは毎度素敵です。“The Glitzy Hive”の突き抜けたポップさは新鮮。

 

 

ECD Three wise monkeys FINAL JUNKY/Pヴァイン(2015)

illicit tsuboi氏のここ数年の爆発力と信頼度は異常な域に達してます。すっかりサンプリング・メインに立ち返っている今作ですが、古臭い音像ではなくサンプリングした音源を見たこともない方向にアップデートしています。昔の〈サンプリング・ヒップホップ〉とは大きく違いますし、ただこのくらいやってくれないとヒップホップじゃないよね、とも思います。これも正道であってほしい。明らかに昔の音源なのですが、音像はどう考えても2015年にしかありえない感じ。どうなってんのコレ!

 

 

CO LA No No Software/Pヴァイン(2015)

身辺での異常な評価の高さに購入。作曲というか〈配置〉とか〈構成〉という言葉がしっくり来る氏の曲ですが、やはりその配置と構成に彼の個性があります。前作はかなりビシッとしていたイメージですが、結構これでダンスに寄った仕上がりでもあります。打ち込み自体は繊細なのですがそれぞれの音はわりかし大味という雰囲気も独特ですね。OPNの新作も控えてますが続けてチェックしたいところです。新しい波が来ているようです。

 


tofubeats(トーフビーツ)
90年生まれ、神戸在住のトラックメイカー。チームしゃちほこG.RINAスカイラー・スペンスらの作品で手腕を発揮する一方、自身の『POSITIVE』(unBORDE)も絶賛リリース中! そのリリパも各地で展開しつつ、タッキー&翼『TRIP&TREASURE TWO』(avex trax)をはじめ、クラムボンTeddyLoidなど、師走になっても関連作は続々。しかも、12月23日には小室哲哉CHERRYBOY FUNCTIONらを招いた『POSITIVE REMIXES』をリリース! 詳細は〈www.tofubeats.com〉にて!

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