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韓国発ヒョゴ、新世代ならではの自然体なファンクネスを語る/WONKやNulbarichら2016年流儀のメロウ・ソウルを紹介

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  • 2016.11.09

2016年の都市を彩る、新世代のメロウ・ソウルを紹介! Pt.1

 火照った季節もさりげなく過ぎ去ったこの時期、近年の時流であるソウルファンク、そこからのアシッド・ジャズネオ・ソウル流儀の新作が多く登場。日本のみならず韓国からも届いたメロウなグルーヴやメランコリックなヴォーカルは、クールダウンしたい秋のお供にピッタリのもの。Kan Sanoの新曲といった先輩の美品にも目配せしつつ、今回は近い気分で楽しめる今年の新世代作品に絞って紹介します。 *bounce編集部

 

 

Capeson HIRAETH Tokyo Recordings(2016)

Tokyo Recordingsが送り出す話題の大型シンガーは、透明感のあるハイトーン・ヴォイスが最大の特徴。ソウル/R&B寄りの歌唱とインディー・ロック的なサウンドの融合という意味では、別掲のhyukohに近い存在だと言えるが、ゴスペル風味も入ったドラマティックかつスケールの大きな楽曲は彼ならではの魅力だ。 *金子

 

WONK Sphere EPISTROPH(2016)

流麗なピアノがリードするヒップホップ~ネオ・ソウル的な曲調に、サイケな音像が組み合わさった楽曲は、現代ジャズの流れがNYからここ日本にも確かに伝わっていることを証明する。KANDYTOWNDianやドラマーの石若駿ら客演陣が加わり、クールなだけではなく、確かな熱量を感じさせるのもいい。 *金子

 

雨のパレード You スピードスター(2016)

サンプリング・パッドやアナログ・シンセの生演奏によって、インディーR&B以降のアトモスフェリックな音像を作り上げる4人組。福永浩平のソウルフルかつ温かみのある歌声で紡がれるメロディーは日本人の琴線を震わせるもので、広くポップ・シーンに訴求する確かな大衆性も持ち合わせていると言えよう。 *金子

 

Nulbarich Guess Who? RAINBOW(2016)

シンガー・ソングライターのJQを中心とする不定形バンドの初アルバム。ソウル~ファンクをアシッド・ジャズ・マナーで咀嚼したグルーヴィーな楽曲を身上としつつ、この季節にフィットする落ち着いたムードや温かみのあるヴォーカルが、近年のニューカマー勢のなかではむしろ特性となり得るような。 *土田

 

 

iri Groove it Colourful(2016)

神奈川は逗子在住のシンガー・ソングライターによる初作。mabanuaKenmochi HidefumiOMAKE CLUBやTokyo Recordingsのメンバーらをアレンジャーに迎えた本作は、メロウなグルーヴに気怠いソウルを溶け込ませたスタイリッシュな一枚。ストリート感のある佇まいといい、女性版のSuchmosと言えそう。 *土田

 

 

RAMMELLS natural high Mastard(2016)

SuchmosのYONCEとのバンド歴もある真田徹が結成した新鋭による初のミニ・アルバム。ファンクを血肉としたテクニカルな演奏と、天性のブルーズを備えた黒田秋子の歌唱が生み出すアーバンなグルーヴが聴き手を溶解させる。シューゲイザーの要素も随所に織り込まれ、一筋縄でいかない多彩さが興味深い。 *澤田

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