ズバ抜けた歌唱力の持ち主しか起用しないことで知られる名伯楽、ノーマン・コナーズアリスタ第3弾。アル・ジョンソンリオン・ウェアと並んで抜擢されたグレン・ジョーンズは、“Melancholy Fire”をスケールの大きなヴォーカルでエモーショナルに朗々と歌い上げてみせる。当時、グレンは18歳。大成したいま振り返っても、末恐ろしい。次作『Mr.C』(81年)でも熱唱を聴かせた。