〈キング・オブ・シューゲイザー〉という異名をあまり意識せず、6作目とは思えないこのフレッシュでビシビシくる轟音をただ素直に感じたい。モノクロのアートワークにしても耽美すぎない曲調にしても吹っ切れた印象で、ここ数作ではだいぶロック寄り。リズムが力強くて抜けがいい。脳内がブワーッとセピア色に染め上げられる“tiny dancer”、メロディーが愛らしい“TAIPEI GIRL SWITCHBLADE”も大好きです。