結成10周年イヤーのオリジナル・アルバムは、ふくろうず史上もっとも光量が多い、タイトル通りの美しい一枚に仕上がった。ストリングスがスケール感を演出するタイトル・トラック、“光”や“ソナチネ”といった告白調のピアノ・バラードなど、歌詞もいつになくストレートで、舌ったらずな歌声に自然とエモーションが宿る。フェイドアウトしていくラスト・ナンバーは、未来への新たな旅立ちを告げているかのよう。