アレクサンドル・グロンドー , 鈴木孝弥 レゲエ・アンバサダーズ 現代のロッカーズ- 進化するルーツ・ロック・レゲエ DU BOOKS (2017)

2017.10.13

フランスの作家/大学教授である著者らが〈本当のレゲエとは何か?〉を追求し、さまざまなアーティストに話を訊いて旅した10年に及ぶ探求プロジェクトの成果。そう書くと難しめに思えるが、レジェンド系からクロニクス、ジャー9まで多様な顔ぶれがわかりやすく紹介されたガイドブックと捉えて間違いないだろう。訳者によるディスクガイドも付いているのがさらにありがたい!

 


レゲエの真髄に迫るべく、フランス人作家が10年に渡って行ってきた取材のルポルタージュ。リー・ペリーなどオリジナル世代はもちろん、ブジュ・バントンを代表とする90年代のリヴァイヴァル組、そしてクロニクスら昨今のラスタ回帰勢にも話を訊き、かの音楽の普遍性のみならず、進化の過程も伝えてくれる点がグッドです。とりわけ「ダンスホールが俺に与えた影響のおかげで、年がら年中父親と比較されずに済んでいる」と語るダミアン・マーリーに心打たれました。鈴木孝弥氏によるディスクガイドやドキュメンタリー動画のDLコードも付属されているので、目と耳をフル活用しながらレゲエの持つ熱さ&不屈の精神に触れてください!