UKの音楽メディアであるファクトにも取り上げられた日本人DJでビートボクサーのTA2MIが、ミックステープ『TA2MI Trip Mix』をSoundCloudで公開した。
熊本を拠点に活動するTA2MIことTatsumi Akinobuは、15歳で僧侶になったという異色の経歴を持つ。英国で2011年に制作されたドキュメンタリー映画「KANZEON」で紹介され、その音楽を手掛けたのをはじめ、スケートボード・シーンとの関わりも深く、関連刊行物の音楽を担当するなど海外を中心に注目されている模様。2012年には初作『End of the world 2012??』をリリースしている。
そしてこのたび発表したミックステープは、彼が病気で入院中にタブレットなどを駆使して制作。YMOにランバダまで飛び出すいなたくファンキーな前半、ブレイクスなども用いた硬派な展開をみせる後半と、2つの顔を楽しめる内容だ。なお、同時に公開されたトレイラー映像では病床でスクラッチを織り交ぜながらミックスしている様子が収められている。
さらにTA2MIは先日、Bandcampで1トラック・アルバム『Travel Through Worlds』もリリース。今後の動向に注目したい。