東京を拠点に活動するバンド、Ms.Machineが2月24日（土）にEP『S.L.D.R』を300枚限定でリリースする。
これまで、東京・下北沢THREEやBasement Barでの自主イヴェント〈FELINE〉を2回主催してきたMs.Machine。DIY精神の行き届いたエントランス・フリーの同イヴェントはアンダーグラウンドで活動するバンドを広く紹介する役割を果たした。
イアン・F・マーティンが自著「バンドやめようぜ!――あるイギリス人のディープな現代日本ポップ・ロック界探検記」の邦訳版出版を祝して開催したイヴェント〈Koenji Pop Festival Special Edition〉にて先行販売されていた『S.L.D.R』は、今回が正式リリース。バンドとしては2作目のEPとなる。
“Break the current system”“Cool meat”“Your little yardstick”“3.11”の4曲入りで、ランニング・タイムはわずか8分とスーパー・ショート、価格は税込で2,000円、聴き手に挑むかのようなチャレンジングなレコードだ。直接バンドからの購入をした者には先着100名限定でポストカードの配布も。
本作のアートワークを手掛けたのは、Bo NingenのAkihide Monnaとのオーディオ・ヴィジュアル・ユニットOvOのメンバーであり、そのBo NingenのYuki TsujiiとMonnaがメンバーとして参加するXaviersのVJとしても活躍する、ロンドン在住のアーティスト＝尾角典子。モノクロームで描く尾角のゴシックな世界観がMs.Machineのサウンドを象徴している。
『S.L.D.R』に収められたノイジーかつヘヴィーなサウンドは、彼女たち／彼らが共感を寄せるサヴェージズやコペンハーゲンのインディー・シーンと共振するアクチュアルなもの。シンプルなフレーズを繰り返し歌うヴォーカリスト・SAIのリリックや曲名に表明されているMs.Machineのアティテュードにもぜひ注目してほしい。
同EPの取扱店は現在のところ大阪・心斎橋PUNK AND DESTROY、名古屋FILE-UNDER RECORDS、東京・雑司ヶ谷CUP AND CONE、小岩BUSH BASH、神谷3LA（3月12日現在売り切れ中）の5店舗。取扱店は今後も増やしていくそうで、随時『S.L.D.R』特設サイトに掲載されていく。
※3月12日追記。『S.L.D.R』は下記店舗でも取り扱いが開始
Irregular Rhythm Asylum、SOILEDDOVE、ディスクユニオン（オンライン・ショップ、新宿パンクマーケット、渋谷パンク／ヘヴィメタル館、お茶の水駅前店、下北沢店、吉祥寺店、池袋店、横浜西口店、千葉店、北浦和店）、JET SET（オンライン・ショップ、JET SET KYOTO、JET SET TOKYO）
Ms.Machineの直近のライヴは3月3日（土）、アイスランドのダークウェイヴ・バンド、キャイラン・ミクラのメンバーでもあるソルヴェイグとシカゴのエクスペリメンタル・アーティスト＝ラスト・キング・オブ・ポーランドのサポート・アクト。これまでにベルリンのカメラ、オーストラリアのサイ・マスターやレッド・レッド・クルーヴィといった海外バンドのサポートも務めてきたMs.Machineだが、北欧のダークなサウンドからの影響を隠さない彼女たち／彼らだけに、好相性の見逃せないイヴェントになるだろう。
さらに、Ms.Machineは4月21日に東京・下北沢のBasement Barで開催されるMikiki主催のイヴェント〈Mikiki Pit〉への出演も決定しており、それにあわせてMikikiではMs.Machineへのインタヴューも実施する。イヴェントの概要とともに詳報は後日発表。
Live Information
〈Sólveig Matthildur & Last King Of Poland Japan Tour 2018〉
2018年3月3日（土） 東京・高円寺 Sound Studio DOM
サポート・アクト：Ms.Machine
DJ：ヤマダナオヒロ（nAo12xu、†13th Moon†）
2018年3月11日（日）名古屋・鶴舞 K.Dハポン
サポート・アクト：Xizi
2018年3月18日（日） 大阪・中崎町 Common Cafe
サポート・アクト：HITOMI（KILL MY 27）
〈Mikiki Pit〉
2018年4月21日（土） 東京・下北沢 Basement Bar
出演：KONCOS、Bullsxxt、Ms.Machineほか
※詳細は後日発表
