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すべてのインターネット・ユーザーのためのヴァーチャル・ラウンジ・ミューザック。―AOTQ『e​-​muzak』がLocal Visionsからリリース

捨てアカウントが主宰するインターネット・レーベル、Local VisionsがAOTQのアルバム『e​-​muzak』をリリースした。

以前の記事でお伝えした、新世代ヴェイパーウェイヴを中心にコンパイルした『メガドライブ』が話題を呼んだLocal Visions。同レーベルのカタログ・ナンバー〈LV-001〉を飾る記念すべき作品として、その『メガドライブ』にも参加していたAOTQによるフル・アルバムがリリースされた。

AOTQはSoundCloud上で多数の楽曲を発表している謎めいた日本人(?)プロデューサー。フランス、トゥールーズを拠点とするヴェイパー・レーベルのElemental 95のコンピレーション『WEB / そ の 意 味 で』には、10分強のスロー・ヴェイパー・ファンク・チューン“1995年の秋葉原に雪が降る”を提供していた。

そんなAOTQによる『e​-​muzak』は、ヴェイパーウェイヴ、シンセ・ポップ、ファンク、アンビエント、さらにトラップ・ビートまでもが溶け合ったユニークなイージー・リスニング作品で、歯科医院の待合室や治療室でさりげなく流れていてもまったくおかしくない。〈すべてのインターネット・ユーザーのためのヴァーチャル・ラウンジ・ミューザック。〉という惹句通りの倦怠感たっぷりのエレベーター・ミュージックだが、人懐こいポップなメロディーや巧みなアレンジは〈もしや著名ミュージシャンの変名なのでは?〉という疑いも抱かせる……。ダウンロードは投げ銭にて。

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