INTERVIEW

あヴぁんだんど『AFTER SCHOOL/爆発するロマンス』 さらにグルーヴィーになった待望の復活シングル!

【ZOKKON -candy floss pop suite-】 第77回 Pt.2

あヴぁんだんど『AFTER SCHOOL/爆発するロマンス』 さらにグルーヴィーになった待望の復活シングル!

さらにグルーヴィーになった待望のニュー・シングル!

 非常階段とのコラボレーションをはじめ、かつてはオルタナティヴな世界観を強く打ち出すアイドルとして注目されてきた、あヴぁんだんど。一昨年暮れから現在の2人組になり、また、セルフ・プロデュース体制となって新たな方向性を模索してきた彼女たちでしたが、昨年秋のシングル“ドーナツふれんど”ではサウンド・プロデューサーに松田“CHABE”岳二を迎えてオールディーズ調のサウンドを展開。麗しいヴィジュアル・ワークを含め、乙女感も自然と溢れ出る感じで(何しろ、それ以前はCDジャケで白目むいてましたから!)。

小鳥こたお「歌ってると、なんか周波数が変わるんですよ。野性的なところから離れたもうひとつのあヴぁんだんどというか……そう、乙女感が出る。まだうまく出し切れてませんが(笑)」

宇佐蔵べに「CHABEさんから曲をいただいてからは、〈歌をちゃんとやりたいね〉って。何でも受け止めてくれるオタクさん以外の方々にも、より届けたいので、もうちょい上品に(笑)」

 そんな2人はキャラクターもユニーク。他のユニットやDJ(オールディーズの選曲センスは小西康陽も絶賛!)でも活動するオリジナル・メンバーの宇佐蔵べには、キャッチーな振付けも担当しています。

べに「イヤホンで音楽を聴いてるだけだと、音からのリズムしか伝わってこないけど、ライヴでの振付けには別のリズムがあるんです。歌詞にも忠実に振付けを考えていて……そういうところからより好きになってもらえるかなっていう思いで、自信を持ってやってます」

 片や2016年に加入したフランス生まれの小鳥こたおは、この春から東京藝術大学に通う画学生。去る4月には英国人アーティストのアンディ・ボリュスと二人展も開催しました。

こたお「画とアイドルがうまく響き合うときがあるんです。私、アイドルを始めてから画風がガラッと変わったんですよ。なんか、ヘンな顔がむにょーって出てきたりとか、普通の人が見えないものが見えてきたんだと思います(笑)。いろんな方に〈アイドルやりながら藝大ってホントすごいね〉って言われるんですけど、たぶん、アイドルやってたから受かったんじゃないかな」

あヴぁんだんど AFTER SCHOOL/爆発するロマンス HIGH CONTRAST/ヴィヴィド(2018)

 こたおの大学受験もあって、しばし活動を休止していたあヴぁんだんどでしたが、その復活作となるのが今回の両A面シングル『AFTER SCHOOL/爆発するロマンス』。プロデュースは前作に続いての松田岳二で、パンキッシュでソウルフルなグルーヴを鳴らすパーティー・バンドのKONCOSがバックアップ。“AFTER SCHOOL”は、ジャクソン5を思わせるヤング・ソウル・チューンで!

べに「当時ジャクソン5を真似たと言われていた〈ニセジャクソン5〉が流行っていたらしくて、曲を作ってくださったKONCOSの(古川)太一さんがそういうレコードを20枚ぐらい買って、そのエッセンスを採り入れたそうです。ニセを採り入れたのでニセのニセ(笑)。ひと回りしてオリジナルになったという」

 もう1曲の“爆発するロマンス”は、シティー派ロックンロール・バンド、Magic, Drums & LoveのYURINA da GOLDDIGGERとJinta=Jintaがそれぞれ詞曲を手掛けたもので、ヴィンテージ・ソウルの風合いとアイドル・ポップならではのラヴリーなメロディーが融け合ったナンバー。

べに「YURINAさんもJintaさんもハロプロが大好きで、つんくさんを尊敬しているんですよ。歌詞の中にもリスペクトしているような言葉の使い方がところどころにあって、可愛らしい感じの詞になりました」

こたお「ぎゅうぎゅうしてて、歌ってて楽しい」

べに「うん、ぎゅうぎゅうしてるね(笑)」

 作家陣、参加ミュージシャンの名前ばかりが前に出て行かない、コンセプトとキャラクターの絶妙なフィット感。このタイミングで彼女たちのファンになる人も多いだろうし、ここからストーリーを追いかけても、お楽しみはまだまだたくさん待っていそうです!

あヴぁんだんどの作品を一部紹介。

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