コットンクラブに来演したビル・オコーネル・トリオの演奏に打たれた。先ごろ発売した新譜から演奏していると聞き、早速その新譜も聴いた。故デイブ・ヴァレンティンとかつて演奏していたリズム・セクションを軸に制作したアルバムは、ラテン・ジャズのオールド・スクーラーならではのサウンドである。しかしジョビンのジンガロの素晴らしい演奏を聴いているうちにラテン・ジャズからボサノヴァを抜いていた自分に気がつき、ライヴで演奏していたガーシュウィンの《ラプソディー・イン・ブルー》を聴いて、多くのジャズ・アレンジはグローフェを残し、ガーシュウィンを抜いていたのではと感じた。ビルすご!