近年は〈ストーナー×ブルース〉というイメージを刷新するような動きの目立っていたマーク・ラネガンが、改めて真正面からブルースに挑戦。相棒のデューク・ガーウッドはファイアやヘヴンリーにもソロ作を残すUKのマルチ奏者だ。エレクトロニックな音像やゴシックな装いも適度に纏いつつ、プリミティヴかつ伝統的な演奏がラネガンの歌声の魅力を剥き出しに。“Ghost Stories”での儚げな歌唱は新境地と言えよう。