出雲発の注目レーベル、Local Visionsからupusenのアルバム『Signal』がリリースされた。
Mellow Blushの『Camera Obscura』やNECO ASOBIの“君と月とサイダー”など、レーベルのカラーを塗り替える挑戦的なリリースを重ねているLocal Visions。次なる新作は国内のシンセウェイヴ作家、upusenのアルバム『Signal』だ。
ゲーム音楽、チルウェイヴやヴェイパーウェイヴなどからの影響を感じさせる、ドリーミーでどこかノスタルジックな風合いのサウンドが特徴の同作。ダンサブルだがチルなベッドルーム・ミュージックで、Local Visionsらしい作品と言えそうだ。
そんなupusenはフロッピー・ディスクに魅せられた映像/グラフィック作家としても知られ、つい先日はこんな投稿でバズを巻き起こしていた。
— upusen (@upusen) 2018年9月23日
なお、本作のアートワークは〈どちらかといえば VAPORWAVE〉なイラストレーター、生魚cream が担当している。
Local Visionsはインタヴューが〈TABI LABO〉に掲載されたり、Crystal Colaの『L8 NITE TV』のカセットがリリース直後に即完売したり(残念ながら筆者も買い逃した)、CVNによるウェブ・マガジン〈AVYSS〉のポップアップ・ショップに参加したりとトピックにも事欠かない。そんななかで記念すべきカタログ・ナンバー10のリリースも控えているといい、留まるところを知らないLocal Visionsの快進撃からますます目が離せない。