出雲発の注目レーベル、Local Visionsからupusenのアルバム『Signal』がリリースされた。

Mellow Blushの『Camera Obscura』NECO ASOBIの“君と月とサイダー”など、レーベルのカラーを塗り替える挑戦的なリリースを重ねているLocal Visions。次なる新作は国内のシンセウェイヴ作家、upusenのアルバム『Signal』だ。

ゲーム音楽、チルウェイヴやヴェイパーウェイヴなどからの影響を感じさせる、ドリーミーでどこかノスタルジックな風合いのサウンドが特徴の同作。ダンサブルだがチルなベッドルーム・ミュージックで、Local Visionsらしい作品と言えそうだ。

そんなupusenはフロッピー・ディスクに魅せられた映像/グラフィック作家としても知られ、つい先日はこんな投稿でバズを巻き起こしていた。

なお、本作のアートワークは〈どちらかといえば VAPORWAVE〉なイラストレーター、生魚cream が担当している。

Local Visionsはインタヴューが〈TABI LABO〉に掲載されたり、Crystal Colaの『L8 NITE TV』のカセットがリリース直後に即完売したり(残念ながら筆者も買い逃した)、CVNによるウェブ・マガジン〈AVYSS〉のポップアップ・ショップに参加したりとトピックにも事欠かない。そんななかで記念すべきカタログ・ナンバー10のリリースも控えているといい、留まるところを知らないLocal Visionsの快進撃からますます目が離せない。