カリフォルニア出身、現在は大阪を拠点に活動するプロデューサー/ビートメイカーで、フリー・ザ・ロボッツSeiho+オベイ・シティーらの作品リリースやイヴェントなどを手掛けるパーフェクト・タッチの主宰者、エリック・レーブス。彼のソロ・プロジェクト、マジカル・ミステイクスのEP『Decompose / Reassemble』が本日7月7日にカナダキング・デラックスよりドロップされた。

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2012年にSeihoのDay Tripperから発表したアルバム『Everything Uncertain』などを通して、先鋭的なビートを聴かせてきたマジカル・ミステイクス。今回のEPの楽曲は、タイトルが意味する〈分解/再組立〉をテーマに、〈人工vs自然〉という概念を検討しながら作曲されたもの。全6トラックがひとつの作品としてミックスされており、1曲目からラストまで途切れることなく続く構成となっている。マスタリングは、LAビーツ界隈の重要人物であるダディ・ケヴのスタジオ=コズミック・ズーでマシューデヴィッドが行い、フライング・ロータスらのPVを手掛けたマーカス・ホフコがカヴァー・アートを担当。ビート・シーンの最前線から届けられた作品と言えそうだ。

Mikikiでは、そんな『Decompose / Reassemble』のボーナス・トラック“Blurry Vision”の先行公開を実施。フィルイン的なフレーズで組み立てられたダウンテンポなトラックながら後半にはビートレスとなり、ストリングス電子音がミックスされたような美しいドローンが展開していくエクスペリメンタルな側面も持った一曲となっている。

【参考音源】マジカル・ミステイクス『Decompose / Reassemble』の
ボーナス・トラック“Unconscious”