島根・出雲のレーベル、Local Visionsからi-flsのニュー・アルバム『not beautiful view』がリリースされた。
i-flsは2012年頃から活動を始めたミュージシャンで、MEISHI SMILEやmus.hibaの作品をリリースしているLAのエレクトロニック・ミュージック・レーベル、Zoom Lensから『Residential town loneliness』(2013年)と『Fictional Standard』(2014年)の2作を発表。また自身のBandcampでは、みずから手掛けたカヴァー・アートが印象的な多数のEPやアルバムをリリースしている。
Local Visionsの2つのコンピレーション『Megadrive』『Oneironaut』のいずれにも参加してきたi-flsにとって、今回の単独リリースは待望と言えるだろう。これまでどおり自作のイラストレーションに彩られた『not beautiful view』に収められているのは、i-flsらしいローファイでポップでエレクトロニックな13曲のエレヴェーター・ミュージック。電子音のシーケンスのなかかから時折顔を見せるエモーショナルなメロディーが実に魅力的なアルバムとなっている。〈garageband〉のタグが付けられているとおり、楽曲制作は一貫してGarageBandで行っているようだ。
Local Visionsは4月に京都METROでlightmellowbuと共催したイヴェント〈Yu-Koh α版〉でも成功を収めたばかり。次なる新作にも、いまから期待が高まる。