Tsudio Studioがニュー・アルバム『Soda Resort Journey』を12月4日(水)にリリースする。

Tsudio Studioは兵庫・神戸在住のシンガー・ソングライター。2018年に〈架空の神戸〉をコンセプトとしたミニ・アルバム『Port Island』をLocal Visonsからリリースし、tofubeatsが同年のベストに挙げるなど、話題の一作となった。

そんな彼の新作『Soda Resort Journey』は、Local VisonsとULTRA-VYBEから初の全国流通盤としてリリースされる。架空の航空会社〈Soda Resort Airline〉で行く逃避行の旅、というコンセプトの本作は、異国の美しい空港、恋人と過ごす南の島、雨の降りしきる楽園、海辺のホテル、忘れられた遺跡……といった12編のリゾート・ストーリーで構成。80sポップスのエッセンスを最新のビート・ミュージックに取り込み、未来へと繋ぐアルバムとなっている。

ゲスト・ヴォーカルに、さとうもか、ゆnovation、Mandark(I Mean Us/甜約翰 Sweet John)、MIRU(JaccaPoP)を迎え、アレンジャーとしてCrystal Colaが参加。また、カヴァー・アートは韓国ソウルのポップ・アーティスト、tototatatuが手掛けている。

またリリース情報の発表とともに、horikirixこと堀切基和が監督した“Kiss In KIX”のミュージック・ビデオも公開された(ビデオには森で暮らすも出演)。

本作に寄せられたコメントはこちら。

美しい星空が広がるソーダ・リゾート、ドラゴンをかたどったタクシーが走る中華街、雨の降りしきる神戸。そこに息づく揺れ動く感情。
「Soda Resort Journey」は、実在しない架空の都市の物語なのかも知れないし、今もしかすると地図のどこかで起きている出来事なのかも知れない。
――捨てアカ(Local Visons)

架空の神戸の次は架空のジャーニーへ。
空港のデッキはどこに行ってもなぜこんなに歩かされるのだろう。
現地で小さなキャリーバッグを引きながらようやくどこに行こうか考えはじめるような、当ての無い旅へあなたもいかがですか?
――tofubeats

ツジオさんのサウンドは、クリアでありながらドリーミー。
空港のターミナルで行ったことのない街の景色に想いを馳せる時、あるいは家のベッドで何年も昔の旅をぼんやりと思い出す時、こんな気持ちになるのかもしれません。
――西山(パソコン音楽クラブ)

聴いた瞬間、水の中で息をしながら歩いているような気持ちになりました。とても気持ちいい、初めての感覚でした。Tsudio Studioさんだけが見えている手作りの世界が音の中で形になって 本当にトリップ出来る、“音楽”だけでは言い表せない面白いアルバムだと思いました。
――さとうもか

なお、『Port Island』は11月3日(日)、〈レコードの日〉にアナログ盤でリリースされる(予約の時点で売り切れ続出中だとか)。これに合わせ、wai wai music resortのエブリデによるインタヴューもindiegrabに掲載中。Tsudio Studioという音楽家と『Port Island』という作品に迫った記事なので、きたる新作『Soda Resort Journey』を待ちながら、ぜひ読んでほしい。

 


RELEASE INFORMATION

Tsudio Studio Soda Resort Journey Local Visions/ULTRA-VYBE(2019)

アーティスト:Tsudio Studio(ツジオ スタジオ)
タイトル:Soda Resort Journey(ソーダ リゾート ジャーニー)
商品番号:LVTS-1001
税抜定価:2,091円
発売日:2019年12月4日(水)
仕様:CD 1枚組
レーベル:Local Visions/ULTRA-VYBE

収録曲:
1. Soda Resort Airline
2. Kiss In KIX
3. Star Resort Island [鍵盤ハーモニカ&ラップ:ゆnovation]
4. Colorless Diary
5. Beijing Cat
6. Taipei Girl [vocal:Mandark/co-arrange:Crystal Cola]
7. Dragon Taxi
8. Squall Lover [vocal:MIRU(JaccaPoP)]
9. Like A Luin
10. Homesick Iceland
11. Asian Coke Light
12. Soda Resort Hotel [vocal:さとうもか]

 


PROFILE: Tsudio Studio
2018年に作詞・作曲・編曲・演奏をすべて自身で行った〈架空の神戸〉がコンセプトのミニ・アルバム『Port Island』を新進気鋭のレーベル、Local Visonsからリリース。収録曲“Azur”が、ポーランドのラジオ局のコンピレーション・アルバム『RAM Café 13』に、ビリー・アイリッシュやディスクロージャー、スーパーオーガニズムらの楽曲とともに収録される。同年、tofubeatsが年間ベストの一枚に選出。2019年、盛り上がりを見せたディガー集団〈lightmellowbu〉とLocal Visionsの共同イヴェント〈Yu-Koh α版〉に出演、大きな話題となる。