日渕英作と黒田将嗣の二人によるエレクトロ・ロック・ユニットの3作目。〈精神的負担からの解放〉をテーマに掲げ制作されたという楽曲は、余分な装飾を排し、箱の中で鳴るシンプルな音とメロディーだけが際立つような作りに。そのメロディーに、きちんと整理された英詞と日本語詞、あるいはそのどちらでもない言葉が乗っかり、リラックスしてるんだけど、モデルルームとか美術館のような美しい緊張感がある。ストレスを取っ払った末に生まれたのが緊張感というのもおもしろい。