TOWER DOORSが注目する新人アーティストにメール・インタヴューし、その魅力に迫る企画〈6つの質問〉。これまで〈6つの質問〉に答えてもらったアーティストの楽曲を再生リストにまとめています。記事と併せてぜひご覧ください。

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今回登場してもらうアーティストは、“Bury”を提供してもらった、シンガー・ソングライターのALFRD(アルファルド)です。

ALFRDは今年6月にシングル“孤独な星”を新鋭レーベルのmakranよりリリースし、デビューを果たしました。彼の音楽は、いわば〈先鋭的なJ-Pop〉。アメリカの現行R&Bやエレクトロ・サウンド、ハウス、トラップ、さらにローファイ・ヒップホップなどを自在に組み合わせ、それを新たなJ-Popに昇華させるという驚異的な才能の持ち主が、ALFRDです。

濃密かつ尖ったサウンドとキャッチーなメロディーが組み合わさった彼の楽曲には、何度聴いても新たな発見が。また、ほれぼれしてしまうのが、ダークだけど流麗な世界観。ALFRDの音楽がユニークなのは、聴き手を驚かせる側面と耽溺させる側面、その両方があるからだと思います。

そんなALFRDに〈6つの質問〉で迫っていきましょう。

 

1. 出身地と音楽活動を始めたきっかけ(バンドであれば結成のいきさつ)について教えてください。

「東京都。Michael Jacksonの追悼番組を観ていて、自分も音楽に意味を持たせたいと思い始めました。しばらくは〈興味〉で止まっていましたが、ある時何気なくいじったGarageBandにハマり、本格的に作曲する面白さにのめり込みました」

2. 現在の音楽性に影響を与えたと思うアーティストや楽曲は?

「Frank Ocean『blonde』、宇多田ヒカル『ULTRA BLUE』」

3. 今回TOWER DOORSで紹介した曲はどんなふうに生まれた曲で、どんなことを表現していますか?

“Bury”

「今回のアルバムはひとつの物語になっていて、その中のワンシーンをイメージして書きました。〈大切な人を失い一人残された主人公が、寂しさから自暴自棄になりかけている〉というシチュエーションです」

4. 交流のあるアーティストでいま注目しているのは?

Autumn Fruit。レーベルメイトですが、一度聴いてすぐにファンになりました」

5. TOWER DOORSは新しい音楽との出会いを提供することをコンセプトとするメディアですが、あなたが最近出会った新しい音楽は?

「Sweet William、青葉市子の“からかひ”に出会った時は、門限を破る覚悟で1人散歩をしていた小学生時代のある夕方を思い出して、その曲の世界に留まりたくなりました」

6. ライヴやリリースといった今後の活動や、やってみたいことなど、これからの展望について教えてください。

「短期目標は今取り掛かっている作品を完成させる事。中期目標はmakranで映画のサウンドトラックを作る事。長期目標はラジオ番組のパーソナリティをする事です」

 

そんなALFRDが、10月23日にファースト・アルバムとなる『ALFRD』を発表しました。スタンリー・キューブリック作品へのオマージュが随所に散りばめられ、SF映画や量子論、光の性質をメタファーとして表現したという壮大な作品。アルバム全曲を通して一つの大きな物語を語っています。一聴すれば、思わず〈鬼才〉と呼びたくなる彼のセンスの虜になること間違いなし。ぜひ聴いてみてください。

 


RELEASE INFORMATION

ALFRD ALFRD makran(2019)

品番:mkrn-0001
価格:2,000 円(税別)
1.TONIGHT
2.KAI
3.RIDE/HYDRA
4.OBLIVION
5.KubricK
6.We'll Never Try
7.Fadin'
8Bury
9.Colony
10.孤独な星
https://makranofficial.stores.jp/items/5d83d0c9ff78bd20c5b8e2e2