Page 8 / 12 1ページ目から読む

〈ELECTRONIC〉
Caribou

天野「マニトバ(Manitoba)として2000年代初頭に登場し、ダフニ(Daphni)名義でも作品を発表しているプロデューサーのダン・スナイス(Dan Snaith)。彼のいちばん知られているプロジェクトがカリブーですよね。今年、6年ぶりのアルバム『Suddenly』をリリースするというのだから、ファンとしては超うれしい! 楽しげなブレイクビーツの“Home”、トラップを取り込んだ“You And I”と、シングルはいずれも最高。ダンス・ミュージックからちょっと離れて、スナイスがつぶやくように歌っているポップさが新鮮」

 

The Avalanches

田中「2016年に再始動したアヴァランチーズは、すでにサード・アルバムの録音を終えているという噂。去年の9月、彼らのInstagramに〈Mixing L.P 3〉というキャプションが付けられた投稿がされていました。現在は削除されていますが、当初はジェイペグマフィア(JPEGMAFIA)やダーニ・ハリスン、Corneliusといったアーティストがタグ付けされていて、彼らがゲスト参加しているのでは……?と予想されていますね」

 

Mura Masa

天野「イギリス海峡のチャンネル諸島に位置するガーンジー島出身のプロデューサー/DJ、ムラ・マサ。日本でも大人気ですよね。スロウタイとの“Deal Wiv It”や“No Hope Generation”といったシングルでは、ダンス・ミュージックからポスト・パンクにサウンドが変化していてびっくり。1月31日のニュー・アルバム『R.Y.C』が超楽しみ!」

 

Shygirl

田中「ロンドンが拠点のシャイガールは、同地の地下エレクトロニック音楽シーンにおける新興レーベル、NUXXEの運営に携わるアーティスト。上掲の“BB”は同じくNUXXE所属のセガ・ボデガ(Sega Bodega)がプロデュースしています。ベース・ミュージックに根ざしたサウンドと乾いたヴォーカルがかっこいい。ポップと呼ぶには尖った立ち位置の人ですが、ソフィーみたいな存在に化ける予感も」