イーストLAの宅録風チカーノ・バンドによる3年ぶりの新作。やるせない甘茶ソウルからラテン・ロック、スカスカのガレージまで、ゆらゆらと柔らかなサイケデリアを描く仕上がりには、夢幻なムードと同時にどこかカラッとした西海岸っぽさも漂う。何より、哀愁を超えてサウダージまで感じさせる黄昏色のメロディーたちが最高。妙に低音がドコスコ響くローファイでヴィンテージでイナタいバンド・サウンドに好き者はKO確実!