FLYING KIDS(フライングキッズ)が2020年9月11日(金)にBillboard Live TOKYO(ビルボードライブ東京)でライブを行う。

TBSの人気TV番組「三宅裕司のいかすバンド天国」で初代グランドキングとなったFLYING KIDS。その勢いのまま90年にシングル“幸せであるように”でメジャー・デビューし、98年の解散まで実に11作ものアルバムを発表している。

90年作『続いてゆくのかな』収録曲“幸せであるように”

ヴォーカリスト・浜崎貴司のソウルフルで〈濃い〉歌唱、ファットなボトムの力強いグルーヴ、往年のソウル・ミュージックへの敬愛を感じるソングライティング……。親しみやすくも個性的な音楽とパワフルなライブ・パフォーマンスによって、バンドは支持を広げていった。

90年代初頭といえば、当時はTHE BLUE HEARTSやUNICORN、JUN SKY WALKER(S)、LÄ-PPISCHらが活躍するバンド・ブームの真っ最中。FLYING KIDSは彼らと共に日本のバンド・シーンの最前線を駆け抜けながら、同時にソウル/ファンク志向の音楽性から渋谷系のアーティストたちとも交流していく。

当時を振り返って、浜崎は次のように語る

そういう意味でも、フライングキッズの立ち位置っていうのはいろんな解釈があったんじゃないかと思っています。「クアトロ7デイズ」という渋谷系のミュージシャンが集まるイベントにも参加し、東京スカパラダイスオーケストラのASA-CHANG、スチャダラパーのBOSEくん、小沢健二くんなんかと仲良くなり、メシ食ったりレコード屋に一緒に行ったりしました。

そして、ジャクソン5“I Want You Back”風のカッティング・ギターが楽しい“恋の瞬間”(93年)、ドゥービー・ブラザーズ“What A Fool Believes”へのオマージュがまぶしいポップナンバー“風の吹き抜ける場所へ”(94年)などの代表曲を連続で発表しながら、バンドの音楽性は次第に変化。

94年作『Communication』収録曲“風の吹き抜ける場所へ”

その後、“暗闇でキッス 〜Kiss in the darkness〜”(95年)、“ディスカバリー”“僕であるために”(共に96年)などでは、J-Popの王道を行くストレートなメッセージやポップネスを披露。黄金期を迎えていたJ-Popシーンを彩った。

95年作『HOME TOWN』収録曲“暗闇でキッス 〜Kiss in the darkness〜”

96年作『真夜中の革命』収録曲“ディスカバリー”“僕であるために”

しかし98年、バンドは多くのファンに惜しまれながらも解散。元メンバーたちはソロ活動や新たなバンドでそれぞれの音楽人生を送っていた。