ユニットのkeshiki.で活動していたkeiko koboriのソロ・プロジェクトが2作目を発表。〈過去の自分と現在の自分との融合〉というテーマの下、ループするピアノとストリングスの音色が物憂げな“qurage(re')”、美麗な旋律にアブストラクトなビートが共鳴する“lost”など、彼女の内省的な面が色濃く出たエレクトロニカを展開。繊細さとドラマティックさが共存した音世界は、映画のサントラのように情景を喚起する。