京都の老舗茶問屋・宇治香園が音と光で茶を表現する〈Tealightsound〉シリーズの新作は、第1弾を手掛けたCOMPUMAと竹久圏が廃園となった茶畑を再訪して制作されたフィールド・レコーディング集。郷愁を帯びたギターの爪弾きや息づく電子音、静寂の中で響く心臓の鼓動のようなビートが〈静と動〉〈死と生〉のイマジネーションを掻き立てる。白と濃紺のコントラストが美しい五木田智央と鈴木聖のアートワークも秀逸。