近年はジェイムズ・ブレイクやウィークエンドとの手合わせでも成果を残すメトロ・ブーミンが、サシでは4年ぶりとなる21サヴェージとのタッグ・アルバム第2弾を投下。ペン&ピクセル風ジャケの中途半端さ(本家に依頼しつつも不採用にしたそう)も、絶好調モードならではのイキリ感を醸している。ロドニーO&ジョー・クーリー“Everlasting Bass”ネタの“Steppin On Niggas”、ファンタスティック・フォー使いの“RIP Luv”、ステファニー・ミルズを用いたブラコン調の“Said N Done”などアイデア一発のプリミティヴさは天下一品。ダイアナ・ロス“I Thought It Took A Little Time”をループした“Runnin”、ドレイクとの“Mr. Right Now”などの先行ヒットに続き、アルバムもすでに全米1位を獲得済み。