メンバーは右から、廣川かのん(2002年生)、明希(98年生)、小倉恵(97年生)、岡崎絵理菜(97年生)、小西優花(97年生)、川島愛奏(97年生)、七瀬未夢(98年生)

 流星群ふたたび! 福岡を拠点とするプロジェクト〈K-NEXT〉発の選抜グループとして2013年2月に始動するも、今年3月に活動を一時休止していた流星群少女。本誌3月号でもその素晴らしさをお伝えしたファースト・アルバム『出る杭は撃たれる』を発表した矢先の出来事でした……。が、この7月に7人組のShooting Star Girlsとしてめでたくリスタート。精力的にライヴを繰り広げながら東京遠征も経験し、いよいよニュー・シングル“閃光ライダー”の完成を迎えたわけです。復活から2か月足らず、まずは順調なスタートと言えそうですね。

Shooting Star Girls 『閃光ライダー』 Inception(2014)

七瀬未夢「自分たちの歌っている曲がCDとなって、お店に並ぶって考えたら、すごく不思議な感じ!」

岡崎絵理菜「前まではやっぱり観る側だったから、まだ正直実感が沸きません(笑)。最近MVも公開されて、ファンの皆さんにも言われて、自分がやってる実感が少~しずつ出てきてはいます(笑)」

小倉恵「私も不思議な感覚で、最近お母さんがお店の有線放送とかで聴いたよ~って言ってたのを聞いて、うぁ~~~~って感じです(笑)」

川島愛奏「私もお店で聴いたよ~!」

一同「どこのお店?」

愛奏「お好み焼き屋さん!!」

一同「(爆笑)」

小西優花「実際まだ店頭に並んだCDを見てないので、私も実感が湧いてません。でも発売まですごくワクワクしてます!!」

 彼女たちはいずれも九州っ娘。群雄割拠のエリアだけに刺激も多いのか、やはり若い(まだ若いけど!)頃から各々アイドルへの憧れは強かったようで。

絵理菜「好きなアイドルさんが九州にいて、憧れを持つようになって。自分もやってみようって思ってた時、ちょうどK-NEXTのオーディションがあったんです!」

「中学時代からずっと憧れていたけど、前住んでいた所では周りにそういう環境がなくて。高校に入って福岡に来て、いろいろ調べてたらK-NEXTのオーディションを見つけて応募しました」

廣川かのん「私は前に何個かオーディションを受けていて、全部落ちて……」

一同「え~~~~~~~~!?」

明希「かのんちゃんを落とすなんて……」

かのん「それでオーディションを探してたら、K-NEXTを見つけて受けました!」

 彼女らがK-NEXT5期生としてお披露目されたのは4月の末。そこからSSGに選抜された時はどんな気持ちだったの?

愛奏「もともと流星群少女になりたくてオーディション受けたから、選抜されたときは本当に嬉しかったです! でもレッスンが厳しくて……(笑)。最近はフリも大きくできるようになってきたし、ダンスの系統もやっと慣れてきました(笑)」

優花「ダンスが苦手なので、名前を呼ばれた時は〈えっ、私!?〉って思いました(笑)。いまでもついていくのがやっとです(笑)」

 そう、SSGの持ち味といえば激しすぎるパフォーマンス。今回シングルに選ばれた“閃光ライダー”は以前からの人気曲で、MVを観るとそのガツガツ気合いの入ったダンスに驚かされるはず!

優花「踊りながら歌うので、プレッシャーとか感じる以前に常に全力って感じですね(笑)」

かのん「他の曲が激しかったり、楽しかったりするから、かっこいい曲なのに表情がついつい笑ってしまう(笑)」

絵理菜「かっこいい曲なので、決めるとこは決めるって感じです」

未夢「私はやっぱりいまのメンバーで初めての新曲なので、カップリングの“シューティングスタートラベラー”に思い入れが強いですね」

『閃光ライダー』収録曲“シューティングスタートラベラー”練習風景

明希「私が間奏部分で歌うところがあるんですが、〈本気出して全力で/最後の最後に感動しちゃうから/それまで涙はしまっていよう、ずっと〉の部分がすごく共感が持てて、気持ちが入って歌ってしまいます!」

 もちろん多くのメンバーにとってレコーディングは初体験。それぞれにチャレンジはあったようで。

かのん「すごく難しかった! 特に自分が思ってる声が出なかった!」

未夢「私はちょうど風邪を引いてしまって、何回も休憩しながら録ってました! 表現するのが特に難しかったですね」

優花「歌が好きなので、ずっと楽しめながら、録ることができました!」

 よく考えると、12歳(!)のかのんを除く6人は97~98年生まれの同学年。早くも垣間見える一体感は、そんな年齢の近さにもあるのでは?

未夢「特に年齢は気にしたことはないですけど……好きな音楽、観てたTVとかの話題が合うことはあります」

 一方、お姉さんたちに囲まれているかのんは……。

かのん「最初は気を遣ってたんですけど、いまは慣れました(笑)」

一同「特に愛奏と仲が良いけど、何の話しよーと?」

愛奏「別に……どーでも良い話しかしてないよー」

かのん「あかねんはおねーさんとは思えないし(笑)」

一同「(爆笑)」

 年齢も関係ナシにとにかくフレッシュな彼女たちは、すでに過去の名曲群もフレッシュなパフォーマンスで更新中。異様に激しいダンスを短期間でマスターするのも大変そうですが……新しい7人でパフォーマンスしてみてSSGの曲はどうですか?

愛奏「楽しい!!」

明希「ダンスは相変わらずですね(笑)。前やってた曲もフリが変わったり、フォーメーションも変わったりして大変なんです(笑)」

未夢「まだ『出る杭』の曲は半分くらいしかやれてないんです。新曲も交えながらレッスンやってるので、まだまだ全曲お披露目するのは時間がかかると思います」

 この夏の奮闘を経て11月にはツアーも決定。その意気込みやいかに?

明希「正直言いますと不安ですね……。新メンバーになって、名古屋と大阪は行ったことがないので……。でも決まった以上は全力でやるしかナインです! 初めましての方も、いつも応援してくださってる方も、ぜひ“閃光ライダー”を手にして、ツアーに遊びに来てください!!!」

 

▼関連作品

流星群少女の2014年作『出る杭は撃たれる』(Inception)。いい曲だらけ!
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