ワクサハッチーとプレインズ名義で発表した作品が各方面から高い評価を得たLA拠点のシンガー・ソングライター。このソロ5作目はボン・イヴェールやスネイル・メイルを手掛けたブラッド・クックと共に作り上げた。これまでのフォーキーな作風も若干残しつつ、バンジョーやスライド・ギターを多用したよりカントリー色の強い内容で、なかでもリンダ・ロンシュタットを彷彿とさせるレンジの広い伸びやかな彼女のヴォーカルがとにかく絶品だ。アーシーでレイドバック感たっぷりのサウンドが彼女の出身地でもあるテキサスの情景を思い浮かばせる、インディー・アメリカーナの大傑作です。