グランジ/オルタナという背骨がブレることは1ミリもない。アリシア・ボグナノ(ヴォーカル/ギター)の歌声も切迫ムード満点だ。そのうえでハートランド・ロック、ビッグ・ビート、サッカー・マミーとのアンニュイなデュエットという振り幅をものにしたところがサブ・ポップからの3枚目となるこの通算4作目の聴きどころ。ラストを飾る1分51秒の激情パンクにシビれる。