3人の女性シンガーを前面に据えたブルックリンのバンドがデビュー作から1年で新作を発表。レトロ・ソウル界隈の腕利きたちによるサイケ感の滲む演奏をバックに妖しいヴォーカル/ハーモニーを披露する楽曲は前作の延長線上にあるが、曲数が増えたぶん音の表情は多彩に。シックを思わせるディスコやマイアミ系のグルーヴィーなファンクなどが淀みなく展開される快作だ。