ケルン出身のプロデューサーによる2年ぶり4作目は心機一転ニンジャ・チューン傘下のカウンターから。マルチ・プレイヤーらしい器用さはサウンドのほうにも滲み出ている。もともとどんな楽曲もそつなく仕上げる人という印象だったが、本作では疾走感たっぷりのエモい旋律で爽快に聴かせる“Rising”や“Paralyzed”“Alive”にさらに一皮剥けそうな雰囲気があって◎。