NIPPS率いるTHE SEXORCISTを出発点に、近年はソロで作品を重ねるビートメイカー、MANTLE as MANDRILLがサード・アルバムを発表。ユニットとソロの名義の違いこそあれ、作品は地続きで一直線。本作もNIPPSをはじめとするTETRAD THE GANG OF FOURの面々やCQといった馴染みの手練れに加え、MONJUらが客演に揃った。曲調を越えて届く不穏さや長めのフレーズも効果的なネタ使いが随所でMANTLE色を放つなか、B.D.のサビないフロウとリリシズム、BESとKING104のタフなリレー、アヤしい英語と日本語のちゃんぽんがウケるA-THUGらのパフォーマンスが耳を掴む。