故イアン・デューリーが率いたブロックヘッズの一員で、クインシー・ジョーンズ版で有名な〈愛のコリーダ〉を書いた才人の13年ぶりとなる新作。年齢不詳な歌声、パブ・ロックやディスコを基盤に鍵盤やギターでファンキーな快音を放つスタイルは不変だが、随所に現代的なエッジが効いている。サックス奏者を迎えたジャズ・ファンクやゲスト・シンガーとのR&B曲も好演。