Dos Monosがニューアルバム『Dos Atomos』をリリースする。また、イベント〈Dos Atomos Release Party 〜 Theater D vol.4〉を東京・恵比寿のLIQUIDROOMで2024年6月15日(土)に開催する。

2023年の夏をもって第一期の活動の終了を宣言し、その後の展開が待たれていたDos Monos(荘子it、TaiTan、没 a.k.a NGS)。3人が第二期の活動をスタートさせ、3年ぶりのニューアルバム『Dos Atomos』を5月にリリースすることを発表した。

第二期の活動はこれまでに、漫画家・林田球のSF大宇宙漫画「大ダーク」とのコラボレーション映像、映画「HOW TO BLOW UP」のオリジナルティザー映像、そして3月16日に発表された〈超RIZIN.3〉朝倉未来 vs 平本蓮戦のティザー映像で、その片鱗を徐々に見せていた。荘子itは〈ロックバンドとして生まれ変わる〉と宣言していたものの、その大部分は未だに謎に包まれている。

そんなDos Monosが、〈Dos Atomos Release Party 〜 Theater D vol.4〉をLIQUIDROOMで6月15日に開催することも発表した。このイベントには、Dos Monosのほかにスペシャルゲストの出演が予定されているという。チケットのプレオーダーは本日3月28日からスタートした。

また今回の発表に伴って、内モンゴル自治区生まれ、東京在住の気鋭の写真作家・Ryu Ikaによる撮り下ろしの新アーティストビジュアルも公開された。

第二期の始動にあたって、荘子itから下記のコメントが届いている。

“Dos”と“Monos”はそれぞれスペイン語で「2」「猿」を意味し、第一期Dos Monosは「猿2.0(=人間とは似て非なる存在、異なる進化をした人間界のバグ)」として、現行のシーンのオルタナティブを目指してきた。デビューアルバムの”Dos City(もうひとつの街)”というタイトルにも、東京育ちの自分達がやる音楽を「東京の音楽」として一括りにされたくないという強い反骨心を込めていた。

しかし、その後世界各国でツアーをする中で、単にオルタナティブであるということは、日本の外に出てみればむしろ自明の前提に過ぎないという感触を得た。共演した世界最高峰のアーティスト達は、誰もがオルタナティブであると同時に、それぞれのルーツを感じさせるが故に説得力のある音楽をやっていた。自分達だって、良くも悪くも「日本からやってきたオルタナティブ」として認識され、聴かれていることを肌で感じた。

さらに言えば、各個人が全くバラバラに活動する自分達は、グループとしていつ分裂してもおかしくないギリギリの状態だった。そんな中、疲れ果てたヨーロッパツアーの帰りの飛行機の中で、僕が次のアルバムのキーとなるアイディアをメンバーに語った(僕自身、朦朧状態で喋りながら自分がそんなことを考えていたのかと驚いた)時に、それまでのどんよりとした倦怠感が、急に太陽が差し込んだように晴れ渡った。

こうした体験を契機とし、改めて自分達、ひいては日本の核にあるものをコンセプトとして据え直し、第二期Dos Monosへと移行することを決めた。

“Monos”はスペイン語では「猿」だが、ギリシャ語の”Monos”は「単一の」という、“Atom(=原子)”の語源であるギリシャ語の”Atomos(=それ以上分割できないもの)”と非常に近い意味をもった単語だ。第二期Dos Monosはこちらの意味を採用し、これまでの「ドス猿」というある種のステレオタイプをなぞってもいた表象を捨て、より本質的な自分達の姿である「ドスアトモス」、即ち、核融合によって光り輝く太陽のオルタナティブを目指して、新たに始動する。 

Dos Monosが新たにどんな変貌を遂げたのか、『Dos Atomos』がどんな作品になっているのか、今から楽しみでならない。

なお荘子itは、吉田雅史との共著書「最後の音楽:|| ヒップホップ対話篇」を先日3月15日に上梓したばかり。この本に第二期のヒントがあるかもしれないので、Dos Monosの動向をチェックするとともに、あわせて読みたい一冊だ。

 


RELEASE INFORMATION
Dos Monos『Dos Atomos』

リリース日:2024年5月

 

LIVE INFORMATION
Dos Atomos Release Party 〜 Theater D vol.4

2024年6月15日(土)東京・恵比寿LIQUIDROOM
開場/開演:17:00/18:00
出演:Dos Monos & Special Guest
一般/UNDER 23:5,000円/3,500円
チケットプレオーダー:https://eplus.jp/sf/detail/4074150001-P0030001
プレオーダー期間:2024年3月28日(木)20:00~2024年4月10日(水)23:59

 


PROFILE: Dos Monos
荘子it、TaiTan、没 a.k.a NGSによるラップトリオ。2018年に米レーベル、デスボム・アークとの契約を発表し、2019年3月にデビューアルバム『Dos City』をリリース。以後、国内外を問わずさまざまなイベント/フェスへの出演や主催イベント〈Theater D〉にて日本音楽界の異端の存在としてシーンにその確固たる地位を築く。UKのロックバンド、ブラック・ミディやUSのヒップホップクルー、インジュリー・リザーヴなどのミュージシャンにとどまらず台湾のIT担当大臣オードリー・タン、作家・筒井康隆、漫画家・林田球などとジャンルを超えたコラボレーションを展開。また2021年には映像ディレクター・上出遼平とテレビ東京の停波帯をジャックした番組「蓋」を共同企画し、連動する形でアルバム『Larderello』を発表するなど作品の新しい拡げ方にも注力。ほかにもシングル“王墓”が「HITOSHI MATSUMOTO Presents DOCUMENTAL Season10」のOP曲として起用されるなど幅広い活動をみせる。2022年10月からブラック・ミディとのヨーロッパツアー、そして2023年夏からの単独ヨーロッパツアーを成功させてきた最中に突如として第一期の活動終了を報告し、2024年より新たに第二期のDos Monosとして活動することを宣言した。
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