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【Lost Decade Education】Vol.1 Seihoにパーゴル、bo enらと出演した初のロンドンでのイヴェントをtomadがレポ!

Maltine Records主宰・tomadが自身の日々の活動やネット音楽周りのアレコレを書いたり語ったりする連載!

 

昨年12月にMaltine Recordsのオーナー・tomad氏に加え、tofubeats氏、okadada氏、DJ WILDPARTY氏という同レーベルに縁の深い面々を迎えて開催したMaltineのプレ10周年(今年10周年です)を記念したトーク・イヴェント〈Lost Decade Education〉。タイトルがカッコイイうえ、イヴェント1回こっきりで終わりにするのはもったいないということで、このたび同名の連載をスタートすることになりました! ここではtomad氏の日々のお仕事やディグ活動、ネット音楽周りのあれこれについて書いたり語ったりしてもらおうと思います。

さて初回は、去る3月にロンドンにてtomadとSeihoPARKGOLFといった日本勢と、bo enKERO KERO BONITOら地元勢が共演したイヴェント〈POKO Vol.1 with Maltine Records〉の参戦記!

 


 

こんにちは。はじめまして、トマドです。
普段はマルチネレコードというインターネット・レーベルを運営したり、DJをしたり、イヴェントをオーガナイズしたりしています。
Mikikiさんから頼まれまして、ちょくちょくここに文章を書いたりなどしていこうかなという次第です。

最近あった一番大きなトピックとして、3月上旬にロンドンに行ってきました。今回はその様子をレポートしようかなと。

PCミュージックケロ・ケロ・ボニトbo enの活躍などをネット上で日々チェックしていて、ロンドンのインディー・シーンがおもしろくなっているなという実感が2014年頃から芽生えはじめました。

【参考動画】PCミュージックからリリースされた楽曲まとめ

 

そんなことを思っていた2014年の終わりに、Seihoさんがちょうど今年の3月上旬にロンドンに行くという噂を耳にしました。〈この機会にロンドンで何かやるしかない!〉という野次馬根性が生まれ、Seihoさんの渡英に横付けする形で何かしらマルチネが関わってイヴェントができないかと模索しはじめたのです。

とはいっても、自分一人で海外でクラブ・イヴェントを起こすことは至難の業だなと思い悩んでいた時、勝手に白羽の矢を立ててくれたのが、てぃーやまさんというマルチネのいちファンである現在ロンドン在住の日本人留学生でした。彼が今年の正月に日本に帰ってきたタイミングでカフェに呼び出し、僕が〈ロンドンでイヴェントやりましょう〉と大プッシュ。その提案に完全にそそのかされた彼が現地でオーガナイズを指揮してくれて、イヴェントが形になっていきました。
ちなみに、ここに掲載されている写真もてぃーやまさん撮影です。ありがとうてぃーやまさん!

さて、羽田から12時間のフライトを経てロンドンに到着。完全に疲れ果て、bo enの庭付きおしゃれハウスでの本場ティータイムで休憩後、バタリ。

 

 

【参考動画】bo enの2013年作『Pale Machine』収録曲“Be Okay”

 

翌日の昼はボンヤリとイギリスの街並みを歩く。西洋の街を体験するのは初めてだったので、どこかディズニーランドを歩いているようなテーマパーク感がありました。夜にはSeihoさんが到着。彼は前日までの体調不良で疲れていたうえ、着いて早々靴が壊れたと叫んでいたので、TOPSHOPで靴を購入。

 

 

その後、bo enの家に集まり、ロンドンのメンツも呼んでささやかなホーム・パーティー。
KANE WESTet aliaeToby GaleJACK댄스(ジャックダンス)などSoundCloudでよく見かけていた面々が来てくれた。オフ会的なノリでテンション上がる。JACK댄스がニット帽とTシャツをくれたのでそれを被ってる3人。

 

 

【参考音源】JACK댄스のラジオ・ショウ〈Radio JacK댄스〉の〈SXSW〉ライヴ・ヴァージョン

 

そこでは日本とロンドンの音楽事情の話などもする。ロンドンではPerfumeBABYMETALが人気とのこと! あとJ-Popはそんなに知られていないマイナーな音楽らしい。そんななかで、一人奇形なJ-Popを作り続けてるbo enの肩身は狭そう。

 

 

翌日はアクティヴィア・ベンツが関わっているイヴェントに夜遊びでGO。駅近くの高架下にある謎のクラブへ。ギャラリーとかも併設していて雰囲気がとにかく良かった。フューチャー・ベースからジュークなど、かかっている曲はSoundCloudベースなんで日本と大差ない雰囲気。

 

 

そして、ついに本番当日! 流したい楽曲をセレクトしていざ会場へ。1階にカフェ兼レストランがある会場で雰囲気もイイ感じ、ざっと見て100人ぐらいのお客さんがいて、日曜のデイタイムにしてはいい感じ!

 

 

ここからは矢継ぎ早に現場の写真を。ケロ・ケロ・ボニトはサラ嬢がかわいすぎた! JACK댄스とテキーラを飲んだりしながらガンガン盛り上がる!

 

 

【参考動画】ケロ・ケロ・ボニトの2014年作『Intro Bonito』収録曲“Intro Bonito”

 

この日一番の盛り上がりを見せたPARKGOLF。“瞬間最大風速”のような日本語でビート強めな楽曲がロンドンのリスナーには新鮮だったみたい。

 

 

【参考音源】PARKGOLFの2014年のシングル“瞬間最大風速”

 

ロンドンでも動じないナイス・プレイを見せてくれたSeihoと完全に酔っ払って好き放題してた僕。

 

 

【参考動画】Seihoの2013年作『ABSTRAKTSEX』収録曲“I Feel Rave”

 

 

tofubeats“朝が来るまで終わる事のないダンスを”とかをベタにかけて、踊ってる客をステージに上げたらPAからマイクを通して英語で叱られるという斬新な体験もありつつ、Sugar’s Campaign“ネトカノ”をラストにプレイして23時という健全な時間で終了。

 

 

【参考動画】Sugar's Campaignの2014年のシングル“ネトカノ”

 

完全にparty is overで、Airbnb‎(宿泊施設を貸し出す人向けのサイト)で借りた謎の宿に雪崩れこみ爆睡。翌日はボンヤリとした感じでテート・モダン(ロンドンの現代美術館)へ行ったけどすでに夕方だったので1時間しか見れなかった……。そしてロンドンに馴染んできたばかりなのにタイムオーバー。あと1週間はこの街にいたかった。

 

 

旅の終わりに最後の晩餐。翌日の朝6時には空港に向かわなきゃいけないのでお酒は控えめにと思っていたけど、控えられなかった人たち。

 

 

さようならロンドン。飯はバーガーキングが一番美味かったけどいい土地だった。また来年も行きたいのでがんばろう。

 

 

翌朝、無事に日本に着き。羽田空港で狂ったように日本食が食べたくなって海鮮丼をカッ食らうと、猛烈なぐらいの美味さに感動。しょうゆって本当にどの調味料よりも偉大だし、やっぱり日本が最高だよなと思いながら帰路につきました。

 

PROFILE:tomad


2005年、高校1年生の時にみずから立ち上げたインターネット・レーベル、Maltine Recordsを運営する傍ら、DJとしての活動やイヴェントのオーガナイズ、クラウド・ファンディングのプラットフォーム〈PICNIC〉を主宰。4月11日(土)には東京・秋葉原MOGRAにて、Maltineからも作品をリリースするUKのプロデューサー・bo enにAvec Avec、PARKGOLF、Tomgggらが出演する自身主催のイヴェント〈HARUSAKI〉を開催。詳しくはこちらへ。

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