ゴスペル盤だった前作に続く元U.N.Vの濃厚歌野郎によるソロ5作目は、別ユニットでも試みていたヒップホップにフォーカスした内容。前口上の通りビギージェイZナズモス・デフらのスタイルを継承し、ドクター・ドレー風のカリ讃歌まで披露するハードコアなラップ盤だが、スタイリスティックス曲使いも含め、彼らしいメロウな感覚が随所に滲む。クローデット・オーティスの美声が挿まれるミッドも歌ゴコロ満載だ。