ヤセイの洋楽ハンティング

目が離せない! リトル・ドラゴンやハイエイタス・カイヨーテら動向を注視しておくべき次世代女性ヴォーカル勢

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  • 2015.10.06

Mikikiをご覧のみなさま、こんにちは。ヤセイの洋楽ハンティング第8回目はギターの斎藤拓郎がお送りします。

今回は今注目しておくべき次世代女性ヴォーカル・バンド(アーティスト)という括りで、僕が個人的に推したい人たちを何人か紹介させてもらいます。すでに名を知られていたり、あまり知られていなかったりしますが、好みに合う新しい面々が見つかったら幸いです。

まず最初はMaria Neckam

調性感があまり目立たないコードなど、近年のジャズのトレンドを取り入れた上でこういう独特な間の取り方とか声の感じで歌っているのがとても新鮮です。かなり極端に言うとしっとりしたフランス・ギャルのような歌というか(笑)。

この曲のバックのミュージシャンはAaron GoldbergColin Stranahanなどですが、Aaron ParksNir Felderなどが参加しているものもあります。そっちもいいですよ。

 

次も同じくジャズ系でGretchen Parlato

以前の記事でも取り上げられていますが、もう完璧です。それ以外あえて何も言いません(笑)。 このライブはCD化されています。オススメです。

 

次は少しエレクトロ寄りで、Little Dragonです。

Little Dragonはスウェーデンのバンドで、最近日本でも知名度が上がってきており、昨年は来日してましたね。

ヴォーカルのユキミ嬢の個性的な声と、センス抜群のシンセの音色が肝です。バッキングのフレーズもシンプルだけどキャッチーでかっこいい。簡単にジャンル分けできない幅のある音楽性も魅力。

 

お次はKNOWER

KNOWERはGenevieve ArtadiLouis Coleの二人によるユニットです。このDIY感がなんともいえない。Louis Coleはドラムの腕もさることながら、ランチパッドも使いこなしていてすごいですね(笑)。 

ちなみにこの動画では本ブログではおなじみのTim Lefebvreがゲスト参加でベースを弾いております。これはDaft PunkのカヴァーですがKNOWERのオリジナル曲もかっこいいですよ。気になった方は是非チェックを。

 

次も同じ男女のDIY二人組ユニットということでPomplamoose

手法は似ているけどKNOWERとはまた違う毛色で面白いですね。こっちの方がよりポップというかエンターテイメントです。この二人はいろいろなアーティストの曲のカヴァー動画をアップしてリスナーを獲得し、余裕ができたところで自分たちのオリジナルを意欲的に発表しています。YouTubeをうまく活用している現代的なミュージシャンのいい例ですね。

ちなみにKNOWERと交流があるようで、コラボしている動画もあります。

 

次は知っている人も多いかと思いますがHiatus Kaiyote

つい先日来日してまた新たなファンを獲得していったようですが、人気があるのもうなずけるクォリティーと世界観。いわゆるネオ・ソウルのもう一歩先まで踏み出している感があります。どこまでいっちゃうのか非常に楽しみです。

 

次はThe Steve Mcqueens

このバンドも夏に来日していて、ちょうどその時期に対バンする機会があって初めてライブを見たのですが、かっこよくてぶっ飛びました。Hiatus Kaiyoteにも影響を受けていると公言しているだけあって似ている部分もありますが、カイヨーテとはまた違うこの独自な感じがいいです。ヴォーカル用のエフェクターを使っていろいろ工夫していたり、そういう部分も好感度高し。次に来日したらぜひライブを観に行くことをお勧めします。

というわけで、ざっと僕の個人的イチ押し女性ヴォーカル・バンド(アーティスト)を紹介させてもらいましたが、気にいったものはありましたでしょうか? ジャンルは違えど、共通して言えるのはどの面々も新しい要素を取り入れながらそれぞれの音楽を追求しているってことですね。そういう姿勢が見ていて(聴いていて)共感できるし、かっこいいす。彼らの今後の動向は要チェックです。

 

オススメCD

MARIA NECKAM Unison Sunnyside(2012)

KNOWER Let Go Five One/Village Again(2013)

THE STEVE McQUEENS Seamonster Splash Blue/Pヴァイン(2015)

【プロフィール】
Yasei Collective

Yasei Collective (ヤセイコレクティブ)

2009年に米国より帰国した松下マサナオを中心に、エレクトロ、ジャズ、ロック、ヒップホップなどが融合されたNY音楽シーンのサウンドを国内で体現するべく結成された4人組。自主制作盤『POP MUSIC』のリリースし、都内を中心に全国各地で精力的にライヴを行うなか、2011年に初作『Kodama』を発表。2012年には〈フジロック〉などフェスやイヴェント出演をこなす一方、自主企画イヴェントでは柳下“DAYO”武史(SPECIAL OTHERS)、山本ムーグ(Buffalo Daughter)、Ovall、アンカーソングら多くのミュージシャンを招いて開催。2014年には国内外から11組のアーティストを迎えた『so far so good』を、2016年に自主レーベルのThursday Clubを立ち上げて最新作『Lights』をリリースしている。