2015年を無事駆け抜けることができたMikiki。ここでは今年1年で人気の高かったレヴュー記事をジャンルごとに紹介します。おそらく世のヒット・ チャートとは大きく異なるランキングになっていますが、Mikikiの読者の方々が注目した2015年の作品はコレ! ということで興味深い並びなのでは? 今回はJAPANのトップ10!
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1JAPAN
赤西仁 『Me』 直球のEDMから真摯なバラードまで貪欲に攻める自主レーベル設立後の初アルバム
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2JAPAN
w-inds. 『Blue Blood』 プリンスの某曲ばりにキュート&ファンキーな先行シングルやデバージ調のメロウ・ミッドなど揃えた新作
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3JAPAN
B'z 『EPIC DAY』 スタジアム対応のハード・ロック、ドラマティックなバラードや洒脱フュージョンなど隙のない貫録の新作
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4JAPAN
Sound Horizon 『9th Story CD「Nein」』 これまでの〈物語音楽〉振り返るようなメジャー10周年に相応しい充実作
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5JAPAN
Mr.Children 『REFLECTION』 〈お茶の間級ロック・バンド〉がUSB&CDの2形態で発表した新フル作
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6JAPAN
赤西 仁 『Mi Amor』 アーバン・ポップ志向だった本人が全曲を手掛け、トレンドへ多彩なアプローチをした快作
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7JAPAN
石指拓朗 『緑町』 フィンガー・ピッキングで紡ぐ60s和製フォークの精神を現代に甦らせた語り口が甘く懐かしい一枚
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8JAPAN
松田聖子 『Bibbidi-Bobbidi-Boo』 デビュー35周年にして乙女のファンタジー&メルヘン全開なセルフ・プロデュース新作
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9JAPAN
挫・人間 『テレポート・ミュージック』 不穏なテクノ・ポップなど曲調の幅広げつつ、愛と妬み絶叫し続ける下川諒節も健在の新作
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10JAPAN
ぱいぱいでか美 『レッツドリーム小学校』 川本真琴、澤部渡、植野隆司らが楽曲提供した衝撃のファースト作
1位のフル・アルバム『Me』、6位のミニ・アルバム『Mi Amor』と2作がランクインした赤西仁が段違いの人気を見せつけたトップ10となりました。そのなかで注目してほしいポイントが10作すべてにレヴューの英訳をつけているところ。『Me』や10位のぱいぱいでか美など英訳を公開したタイミングで、再度アクセス上昇することが度々あり、ジャパニーズ・スピーカー以外のリスナーにも、情報ソースとして使っていただけている印象でした。また2位のw-indsは、メンバーの橘慶太さんがシェアしてくれた反響が大きかったようですが、アジア圏での彼らの人気も表しているのでは。
そのほかB'z、Mr.Children、松田聖子などビッグ・アーティストが存在感を発揮するなか、驚きの(と言っていいでしょう)7位をマークしたのが石指拓朗の『緑町』。ほぼ無名の新人シンガー・ソングライターによる初作ながら、8月末の記事公開から3か月以上に渡ってアクセス・ランキングに入り続けた、日本語フォークの傑作です。このレヴュー記事の注目を受けて、先日Mikikiでは彼にインタヴューを行いました! アップは2016年新春の予定で、ちょっと意外(?)な対談となっておりますのでこちらもお楽しみに!