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Homecomings、集大成的セットで進化し続ける姿を見せつけたクリスマス・ワンマン・ライヴ@東京・代官山UNITをレポ!

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  • 2016.01.08

 

2015年12月25日
Homecomings ONE MAN LIVE TOUR 〈PERFECT SOUNDS FOREVER〉
@東京・代官山UNIT

Homecomingsの2015年集大成。そう呼んで差し支えないライヴだっただろう。クリスマスの夜、彼女たちはキャリアを網羅したセットリストで堂々たるパフォーマンスを繰り広げた。

昨年のクリスマスに合わせて開催されたHomecomingsの東名阪ワンマン・ツアー〈PERFECT SOUNDS FOREVER〉。12月23日の大阪・心斎橋Pangeaを皮切りに、24日の名古屋・得三と続き、この日は東京・代官山UNITにてファイナル公演が行われた。開演30分ほど前に会場へ到着すると、すでにフロア内はステージ前はおろか、後方までオーディエンスがぎっしり詰まっている。場内ではメンバーが選曲したと思しきBGMがかかっており、パッション・ピットの“Sleepyhead”、アレックス・ターナーの“Piledriver Waltz”などロマンチックで程よく賑やかな楽曲がパーティー・ムードを作り出していた。スフィアン・スティーヴンスのクリスマス・ソング“It's Christmas! Let's Be Glad!” なども流れ、まさにホーリー・ナイトといった空気!

 

そして、大音量でデヴィッド・ボウイの“Heroes”が流れメンバー4人が登場。後方にドラムスの石田成美、前方は下手からベースの福田穂那美、ヴォーカル/ギターの畳野彩加、ギターの福富祐樹とおなじみの陣形だ。1曲目はファースト・アルバム『Somehow, Somewhere』(2014年)から“PAPER TOWN”が演奏された。80年代ニューウェイヴ的な角ばったビートをリズム・セクションがタイトに刻み、畳野の凛とした歌声を運んでいく。続いてバンド十八番のモータウン・ビートが配された“DANCING IN THE MOONLIGHT”へとなだれこみ、オーディエンスがキュートに横揺れし出す。

 

そして、KiliKiliVillaのコンピ作『While We’re Dead. : The First Year』(2015年)に提供した“FINE”は、90年代オルタナ・ポップ的なラフなビート感でフロアの体温をほんのりと微熱に。さらに2015年リリースのシングル“HURTS”のカップリングである“I CAN'T TELL YOU WHAT I'M GOING TO DO”では、疾走感たっぷりのパンク・サウンドで沸かし、今ツアーの前売購入者特典CDに収録された情感たっぷりのバラード新曲“ANOTHER NEW YEAR”は厳かなムードを会場に作り出す。いずれの曲もリズム隊2人のコーラスが実に美しい!

 

 

バンド屈指のスケール感を持つ“LEMON SOUNDS”はアウトロを引き延ばしたアレンジで、CD版以上にセンチメンタルな余韻が広がった。そして、2013年の初ミニ作『Homecoming with me?』から“YOU NEVER KISS”を演奏。福富の奏でるギター・アルペジオが不変のキラメキをフロアに散りばめた。

  

福富のユーモア・センスが存分に発揮されたメンバー紹介のあと、MCで〈メリークリスマス!〉と伝え、シーズンにぴったりの“MALL”と“WINTER BARGAIN”が続く。この日はHomecomingsのライヴではおなじみのカラフルな電飾に加え、大きなクリスマス・ツリーもステージに置かれていた。そして“I WANT YOU BACK”“SOMEWHERE”とバンドの代表曲と言うべきキラー・チューンが披露され、場内の熱気は高まるばかり!

 

 

そして終盤で〈最高の曲を用意しました〉という言葉のあとパフォーマンスされたのが“GREAT ESCAPE”と“HURTS”。この2曲では、石田のファットなドラムと安定感抜群の福田のベースがスタジオ音源以上に大きな存在感を発揮しており、ライヴで聴くといっそう〈これはアンセム!〉という印象だ。また“HURTS”ではコーラス前のブリッジで畳野がかつてないほど力強く声を発し、さらなるバンドの伸びしろをも感じさせた。本編最後は『Somehow, Somewhere』の最終曲でもある“GHOST WORLD”。畳野主導で書いたこの曲の最後の最後に訪れる、福富が付け加えたという無敵感溢れる大サビにはいつも泣きそうになってしまう。 

 

 

アンコールでは、“SUNDAY”“HOME”と『Homecoming with me?』からの選曲で、お客さんからは〈わー懐かしいー!〉なんて歓喜の声も。最後は“HURTS”に収録された、静かなイントロから始まり、ゆっくりとを想いを強めていくバラード“GOOD NIGHT”を届けて〈PERFECT SOUNDS FOREVER〉はフィナーレを迎えた。 

 

初ミニ作から今ツアー特典に収められた最新曲まで全キャリアから19曲を披露。なかでも今年リリースされた楽曲に、ひとつたりとて似たようなアレンジのものがないことには驚いた。これまでのベスト的セットを組みつつ、クリエイティヴィティーにおいて減速することなく進化し続けていることを、彼女たちは〈PERFECT SOUNDS FOREVER〉の聖夜に証明したのだ。 

 

【SET LIST】
1. PAPER TOWN
2. DANCING IN THE MOONLIGHT
3. SPECIAL TODAY
4. SETTLE DOWN
5. FINE
6. I CAN'T TELL YOU WHAT I'M GOING TO DO
7. ANOTHER NEW YEAR
8. LEMON SOUNDS
9. YOU NEVER KISS
10. MALL
11. WINTER BARGAIN
12. I WANT YOU BACK
13. SOMEWHERE
14. GREAT ESCAPE
15. HURTS
16. GHOST WORLD
~Encore~
17. SUNDAY
18. HOME
19. GOOD NIGHT

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