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あなたのお気に入りも見つかるはず! さあ、アイスランドのローカル・シーンに足を踏み入れてみよう!

Mr. SILLA Mr. Silla 12Tonar(2015)

ヨハン・ヨハンソンなどの作品で知られるレイキャヴィックのレーベルから登場した、ムームシッラ嬢によるソロ・アルバム。ファンの期待に沿うような生音トロニカも装備しつつ、ボトムを強調してトリップ・ホップにも接近。本隊では見られないセンシュアルなヴォーカルにドキッとさせられます。

 

 

VOK Tension Record Records(2013)

結成からわずか1か月後に、オブ・モンスターズ・アンド・メンサマリスを輩出したコンテストで優勝している男女デュオ。シガー・ロスのスタジオで録音されたこの処女作は、ややビョーク似の歌声が幻惑的な電子シューゲイザー盤です。

 

 

STEINTRYGGUR Trappa Smekkleysa(2008)

シュガーキューブスのドラマーが地元のパーカッショニストと組んだ2人組の2作目は、2016年に創設30周年を迎えるスメクレッサより。サズやタブラも用いたエキゾ・ブルースと、ベン・フロスト製の不穏なノイズがせめぎ合う様に震えます。

 

 

BLOODGROUP Dry Land Record Records(2009)

ニュー・オーダーハーツ好きにもオススメしたい、憂いたっぷりの男性ヴォーカルが先導するエレポップ作品。〈北欧の坂本龍一〉ことオーラヴル・アルナルズの手掛けたストリングス・アレンジが、耽美な音世界を助長しています。

 

 

SYKUR Mesopotamia Record Records(2011)

高校の同級生が集った4人組で、この2作目の制作時もまだ学生だったとか。お転婆丸出しの女子ヴォーカルと気弱そうな男声の掛け合いが甘酸っぱく、サウンド的にはディスコ期のブロンディみたいな感じでしょうか。

 

 

TILBURY Exorcise Record Records(2012)

〈ネクストOM&M〉との呼び声も高い6人組のファースト・アルバム。もちろんキモは牧歌的なネオ・フォーク群。その合間を縫ってシンセを活かした黄金期のELOチックなギター・ポップも飛び出し、メロディーセンスの良さに唸らされます。

 

 

KIRIYAMA FAMILY Kiriyama Family Record Records(2015)

バンド名からも窺える通り(?)、この裸ん坊6人組は大の親日家。YMOに恋い焦がれ、本作では〈日本的な音〉を独自解釈したオリエンタルなエレポップを並べています。モッサリした野太い歌声など、垢抜けない感じが癖になる!

  

LUNA Leyfou Mer Ao Pegja Pogn Pinn Smekkleysa(2001)

シガー・ロスの後を追うように、ロッカビーアミーナら良質なポスト・ロック・バンドが次々と登場しているアイスランド。こちらのルナもそのひとつに挙げられます。叙情味溢れるギターを前面に立たせたオーガニックな楽曲は、ジャム・バンド好きにも支持されそう。

 

 

LAY LOW Talking About The Weather Record Records(2013)

OM&Mのツアーに帯同し、徐々に国外でも知名度を上げている女性シンガー・ソングライター。トラヴィス1975を手掛けたイアン・グリンブルの指揮のもと、ロンドンで制作した本盤には、〈アデル以降〉とも言うべきカントリー~ブルースの薫り漂う上質なポップソングがズラリ。

 

 

MOSES HIGHTOWER Onnur Mosebok Record Records(2012)

メイヤー・ホーソーンアロー・ブラックらLA周辺のモダン・ヴィンテージ・ソウルと共鳴するようなバンドが、氷の大地に存在していたとは!  薄口のグルーヴとスムース・ヴォイスが心地良く、〈タワレコメン〉に選出される日も遠くない!?

 

 

VARIOUS ARTISTS Hvit Eg Borg Og Baer Smekkleysa(1987)

1950年代に活躍した女流作曲家、インギビョルグ・ソルベルグスの書いたクリスマス・ソング集。伝統音楽に根差したフォーク・タッチの楽曲がひしめき、デビュー前のビョークやメガス(かつてビョークがバック・コーラスを務めたことでもファンには有名!?)も参加。