invitation to ICELAND
大西洋の最北部に浮かぶ小さな島国には、私たちがまだ知らない素敵な音楽で溢れている

 アイスランドと言えば、ビョークシガー・ロス、最近だとアウスゲイルオブ・モンスターズ・アンド・メン……って、それだけじゃない! 同地の素晴らしいアーティストを日本のミュージック・ラヴァーにもっと知らせたい!!――そんな熱い思いを胸に大阪の老舗レコード・ショップであるキングコングタワーレコードが一致団結。2016年1月13日からタワレコの梅田大阪マルビル店とアメリカ村にあるキングコング本店で、スタッフお薦めのローカル・インディー盤を展開します。そこで、実際に現地にも足を運んでいるキングコング代表の回陽豊一氏を直撃してみました。

――回陽さんはこの秋にもアイスランドに行かれたそうですね!?

 「はい。タイミングが合い、〈アイスランド・エアウェイヴス〉というフェスにも2日間だけ参加できました。2015年に10回目を迎えたこのフェスは、開催期間中の5日間、大きなライヴ会場のほか、ホテルのロビーやレコード店など、スペースがあれば至るところでショウが行われるイヴェントです。カフェでBo Ningenのライヴも観ましたよ」

〈アイスランド・エアウェイヴス〉2015年の開催予告映像

 

――〈アイスランド・エアウェイヴス〉に参加された感想は?

 「Rolling Stone誌の編集長が直接取材に来るなど、世界的にも注目を集めているフェスなのに、とにかくアットホームな雰囲気で……何とか工夫して全日程を回りたかったと後悔しているほど良い環境でした。このフェスのためだけでもアイスランドへ行く価値はありますね。そうそう、最終日には大きなオーロラが長時間出ていたそうですが、残念ながら僕は観られませんでした」

――そもそも回陽さんがアイスランドの音楽に興味を持ったきっかけは何ですか?

 「もともと流行りモノをいろいろと雑に聴くタイプなので、ビョークはデビュー時から気になっていました。シガー・ロスも好きだったんですが、最初はアイスランドのグループとは知らず……。その2組が同じ国から登場したことと、音もヴィジュアルも他の欧米アーティストとは感覚が違うことで興味が湧いた感じです。そしてアウシ(ビョークとシガー・ロスを輩出したプロデューサーでスメクレッサのオーナー)に会い、現地でたくさんの作品を聴いて、さらに関心が深まりました。ちなみに、アウシから〈武満徹の全作品集が欲しい〉と言われたので、それを送ったら上機嫌でしたよ。現代音楽好きのアウシに、ビョークは大きな影響を受けたんだろうな、と感じました」

ビョークの2015年作『Vulnicura』収録曲“Stonemilker”

 

――今回の合同企画を通じ、アイスランド・シーンに関心を持たれる方が増えるかと思います。最後にそんなリスナーさんへ向けて一言どうぞ!

 「無理に好きになってくださいとは言えませんが、とりあえず皆さんに聴いていただけるチャンスを作って、ファンを増やしていきたいです。もしこのページを読んで何から聴きはじめようか迷ったら、まずはMrシッラをぜひ! 僕個人のお気に入り盤でもあります」

 


キングコング本店

大阪市中央区西心斎橋2-9-28 グランドボウルビル B1
(通販のご希望は)0120-181-349
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