大御所ジェラルド・アルブライトを父に持つサラブレッドがデビュー。父と共通するスムース・ジャズ界隈のミュージシャンが参加し、シャナキー周辺の仕事で知られるクリス・デイヴィスらがプロデュースを手掛けた、ジャジーでマチュアなR&B作品となっている。ハイトーンの綺麗に伸びるヴォーカルがそんな楽曲の上で光沢を放ち、フェイクやアドリブも堂に入ったもの。初作とは思えぬ落ち着いた上質な一枚だ。