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【tofubeatsの棚の端まで】第54回 音楽を作る仕事は音楽を聴きながらできない問題―作業が捗る今月の3作!

青く澄みわたる空が遠ざかって踊り疲れても眠れない朝に舞い上がる連載フロム神戸!

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  • 2017.09.13

某ロック・フェスの出演を終え、お客様の方々とバッチリかぶった時間の特急で帰っております。tofubeatsです。我々ミュージシャンにとって夏はフェスだの何だので移動が多い季節。そんな移動中にお仕事をされたり読書をされる方々も多いかと思います。かくいう私も原稿などは自宅で書くことのほうが少なく、いまも窓際D席で推敲中でございます。そんな作業なんかがより捗るような気分になる最近の3枚を今回はご紹介。

 

VARIOUS ARTISTS Beauty: A Journey Through Jeremy Underground's Collection Spacetalk(2016)

世界的なDJ、ジェレミー・アンダーグラウンドのミックス・コンピ。ハウスDJとして名高い彼ですが、ファンクやソウルのチョイスもやはりハズレなし。レイラ・ピニェイロの楽曲など、これをきっかけに調べはじめました。レーベル単位での再発は増えましたが、こうしてDJの目線で素晴らしいトラックが横断的にまとめられたものには価値があります。全然知らないのにいい曲しかかからない、最高のミックステープ。

 

JEX OPOLIS Ravines Good Timin'/インパートメント(2017)

フロム・カナダ、現在はNYに拠点を置いていて、グッド・タイミンというめっちゃいい感じのセルフ・レーベルをやっている……こと以外にそこまで情報がないのですが、毎度確実に良い新譜を届けてくれる氏の最新アルバム。これまでの曲もすべて丁度良い仕上がりで素晴らしいのですが、本作はアルバムとしてのまとまりもかなり強く、とてもよく聴いています。“Mt. Belzoni”は出色の出来、エレガント!です。

 

LAURENCE GUY Saw You For The First Time Church(2017)

いまのタワレコってこんなレコードも取り扱ってるんですね。流麗なピアノ・ハウス、と言ってしまえばそうなのですが、そこに時折TB303がビシッと絡むなど、〈オシャレ〉の一言でまとめさせない、良いアルバムです。聴き流せる盤でありながら使えるレコードでもあるでしょう。リリース元のレーベル=チャーチはこういった雰囲気のタイトルを一貫してリリースしておりますので、お好きな方はぜひチェックを。

 


tofubeats(トーフビーツ)
90年生まれ、神戸在住のトラックメイカー。「クラシカロイド」やSALU、南波志帆、NGT48などを手掛けるほか、自身のアルバム『FANTASY CLUB』(UnBORDE)も引き続き好評リリース中! “READY FOR YOUR LOVE”を提供している平井堅の『Ken Hirai Singles Best Collection 歌バカ2』(ARIOLA JAPAN)の初回限定盤や、“わたしの青い空”のリミックスを手掛けている藤井隆の『re:wind』はもうチェックしましたか? 最新情報は〈tofubeats.persona.co/〉にて!