ジャンル不問。60年代末~70年代初期の英国ジャズ界や、初期キング・クリムゾンでの活躍などプログレッシヴ・ロック界にも大きな影響と後続の道となったピアニスト:キース・ティペット率いるグループの2nd再発盤。後のロバート・フリップとの共同作品や様々な名義作品でのジャズ、ロック、アヴァンギャルドなどを内包し発火する多様性と芸術性は〈美は乱調にあり〉を体現。本作はエルトン・ディーン、ワイアット、ゲイリー・ボイルの参加やロジャー・ディーンのブッ飛んだアートワークも、先進的な熱気が結実し猛烈な演奏がレイヤーとなった希代の名盤。ええやんええやん。