日本とアジアのミュージシャンをもっと交流させたいという思いから大友良英が2005年に始めた〈アジアン・ミーティング・フェスティバル〉。本作は大友良英、七尾旅人、JOJO広重らをはじめ、過去に参加した事のあるアーティストを19人集め制作されたスタジオ録音盤。様々な経歴を持ち異なる文化、環境で辿り着いた全く語法の事なるミュージシャンがそれぞれ音を発し、コンテクストが分断されていく。キューレーター、アーティストとして関わっている立場から紡がれるdj sniffによるライナーノーツは非常に示唆に富み、国境を超えた音楽の関わり方を再考させてくれる。