2017.12.12

同じカリブの隣国ながら言語も文化も異なり各々独自の音楽を確立/発展させてきたキューバとジャマイカ。本作は両国のミュージシャンが共に楽曲を制作したり両国の代表曲を演奏する中で互いの相違を発見していくという映画「Havana Meets Kingston」のサントラ。シズラ、スラロビ、コンゴスからブエナ・ビスタの面々、そしてデビュー作を控える新世代アフロ・キューバン/キューバン・ジャズのキュートな注目株ブレンダ・ナヴァレッテ等が集結。ミュージシャンたちが何を思いどう感じるのかも興味深く、音楽だけでなくファッションやダンスの違いを見るのも楽しそう。是非日本でも公開を!

 


キューバとジャマイカのミュージシャンによるコラボを追ったドキュメンタリー映画のサントラが、全米公開に先駆けてリリース。よくある国際文化交流系の企画かと思いきや……予想を遥かに超える素晴らしさ! アーネスト・ラングリン、スライ&ロビー、ランディ・ヴァレンタインらが揃うジャマイカ勢と、ヴェテラン歌手のベアトリス・マルケスやトランペット奏者のフリート・パドロンなどキューバ勢のバランスも良いが、何よりも全体を仕切るオーストラリア人プロデューサー、ミスタ・サヴォーナの手腕が見事だ。ソンのクラシック“Chan Chan”を違和感なくレゲエ化したかと思えば、ボブ・マーリー&ザ・ウェイラーズの名曲にキューバン風味を振り撒いたり。10年以上ジャマイカで仕事をしてきただけあって、アイデア一発勝負に終わらない軸足の強さも見える。クァンティックのフラワリング・インフェルノ名義でのコンセプトを拡大したようなところがあり、ちょっと驚きの傑作だ。