2018.03.20

前作から5年ぶりとなる、Eテレの人気番組のサントラ第2弾。青葉市子、原田郁子、ハナレグミ、アート・リンゼイ、坂本真綾、そして昨年に活動終了を宣言をしたチボ・マットなど前作以上に多数のゲストをフィーチャーしつつ、線や模様、デザインについてのさまざまな言葉やオノマトペを、歌詞としてというよりひとつの楽器として、一見自由なようで確実に計算された配置で取り入れている様は〈さすが〉としか言いようがない。

人の動きに関する言葉をひたすら聴いてるうちに、まるでライヒのようなミニマルを聴いているような気分になり、かと思えば四拍子がいつの間にか三拍子に変化していてリズムの迷子になりかける(でもちゃんとゴールにたどり着ける)“どうせんうた”など、ある種、日本語を用いた音楽の究極の形なのでは?と思うほど。こんな音楽を使用した番組を見ている子供たちの未来が末恐ろしい。

Corneliusの音楽は、オリジナル作も提供曲もサントラも、一定の期間ごとに同じパレットを使って音楽を描く部分があるが、今作はそれに当てはまらず、これまでの作品に無かった音色も多数使用。そういう意味でも昨年リリースの『Mellow Waves』の、さらにその次が期待できる作品にもなっていると思われる(まだ早いって?)。ぜひ今週リリースのDVD、Bru-rayと合わせて楽しみたい。